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種の解説

ミヤマセセリ

学名:Erynnis montanus (Bremer)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 セセリチョウ科 Hesperiidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
1902年に北九州市で採集された記録が本県最初の記録である。その後,福岡市,北九州市,久留米市をはじめ,県内各地で見られる種であった。しかし,1980年代後半から公式の記録が急減し,特に福岡市など都市部ではほぼ絶滅状態にある。本種の生息地であるクヌギ,コナラの二次林は人為による環境改変を受けやすく,これが本種の衰亡の主要因と考えられる。日本産蝶類県別レッドデータリストでも「危急種」とされている。
分類・形態
前翅長は約18mm。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道~九州
分布(国内)
ロシア極東地域,中国,朝鮮半島
生活史・生態・生息地
年1回,3~4月に発生する。幼虫の食草はブナ科のコナラ,クヌギ,カシワなど。終齢幼虫で越冬する。成虫はスミレ類(タチツボスミレ)やキイチゴ(ナガバキイチゴ)などを訪花する。生息地は低山地のクヌギ,コナラの二次林周辺。
生息環境
  • 低地森林
  • 山地森林
執筆者 (矢田・福田)
補足情報

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