福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

ブッポウソウ

学名:Eurystomus orientalis (Linnaeus, 1766)

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2011概説

画像:緑の体に黒い頭部と羽、嘴と足が黄色い鳥。ブッポウソウ。電線にとまっている。
分類群 鳥類
目名 ブッポウソウ目
科名 ブッポウソウ科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
IUCNカテゴリー LC経度懸念
  • 画像:緑の体に黒い頭部と羽、嘴と足が黄色い鳥。ブッポウソウ。電線にとまっている。
  • 画像:緑の体に黒い頭部と羽、嘴と足が黄色い鳥。ブッポウソウ。枯れ木の枝にとまっている。
選定理由

1960年代に朝倉市,80年代に八女市(旧黒木町,旧矢部村・日向神ダム),90年代に英彦山で繁殖が確認され,福岡市油山,立花山で繁殖期に確認されたが,2000年以降は繁殖は確認されていないと思われ,県内では絶滅状態になっている。もともと個体数が少なく,全国的にもその数を減らしており,絶滅の危険性が大きい。

危機要因 森林伐採 産地局限 その他
生息状況

夏鳥として渡来するが,現在安定して繁殖する場所は既に見られない。

分布情報

英彦山・田川郡添田町で2000年以降の記録がある。渡り時期には玄界灘の島や沿岸域で渡り途中のものが観察される。


MAP
種の概要

全長28~30cm。濃緑色の体に赤い大きな嘴がよく目立つ。東~東南アジアおよびニューギニアで繁殖し,北方のものは南へ渡る。日本では夏鳥として渡来し,九州,四国,本州で繁殖する。樹洞で営巣するが,巣箱や橋梁などの人工物にも営巣する。トンボ,セミ,大型甲虫などの飛翔する昆虫類を飛びながら捕食する。

特記事項

県天;英彦山のブッポウソウ

生息環境
  • 低地森林
  • 山地森林
補足情報

2001版データを見る

Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.