焼却灰
 一般廃棄物の全国のごみ総排出量は4317万トン(環境省、H28年度)であり、これらは焼却等の中間処理によって減量化され、資源化または最終処分(埋立)されています。最終処分量は398万トンで焼却灰が大部分を占めています。最終処分場の数は年々減少傾向にあり、その確保は引き続き厳しい状況なので、焼却灰の資源化が求められています。
 廃棄物課でも、福岡県リサイクル総合研究事業化センターや県内の企業などと共同で、リサイクルに関する調査研究を行っています。これまでに、焼却灰をリサイクルしてレンガや路盤材などを製造する研究を行ってきました。
    
 焼却灰を原料に利用したレンガ  リサイクル路盤材の試験施工
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RDF (Refuse Derived Fuel)
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 RDF(Refuse Derived Fuel)とは、可燃性の廃棄物を、選別、粉砕、粒度調整、成型固化等の加工を行い固形燃料化したものです。福岡県では、小規模市町村のごみ焼却に伴うダイオキシン類対策や熱回収を図るため、平成11年1月に大牟田市、電源開発(株)等とともに大牟田リサイクル発電(株)を設立し、平成14年12月からRDF発電事業を行っています。 
廃棄物課では、発電所から排出されるRDF灰の有効利用のため、ポゾテックR (路盤材)の開発やセメント原料化のための脱塩技術の研究に関わっています。
廃棄物課では、破砕されたパルプと高分子吸収剤を効率よく分離する方法の開発について担当し研究しました。           
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Fukuoka Institute of Health and Environmental Sciences
福岡県保健環境研究所
092-921-9940
〒818-0135 福岡県太宰府市向佐野39
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紙おむつ
 これまでに取り組んだ研究題材についてをご紹介します。
 焼却灰
 RDF(Refuse Derived Fuel)
 紙おむつ
 少子高齢化に伴い大人用紙おむつの生産量が数年後には乳幼児用を超えるだろうと予測されているそうです。全体として紙おむつの需要は増加傾向にありますが、大量に発生する使用済み紙おむつの殆どは焼却処分されています。紙おむつには良質のパルプが使用されており、これをリサイクルすることは森林の保護にもつながります。また、使用後の紙おむつは水分が多いために燃えにくく焼却炉へも負荷がかかります。そこで、福岡県ではリサイクル総合研究事業化センターの共同研究プロジェクトのなかで、トータルケア・システム(株)、大木町などとともに紙おむつリサイクルシステム確立のための研究を実施しました。
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