福岡県感染症発生動向調査情報 |
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第17週分(平成17年4月25日〜平成17年5月1日) |
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E型肝炎 (ウイルス性肝炎 その4) |
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第17週の感染症発生動向調査情報は、連休のため集計ができていません。 調査によるとイノシシ、シカをはじめ多くの動物でE型肝炎ウイルスの感染が疑われ、その中の幾つかの動物の便、血液、肝臓などからウイルスが検出されています。人は、それらE型肝炎ウイルスに感染した動物の糞便で汚染された飲食物や、それら動物の肉などの生食で感染します。 E型肝炎ウイルスに感染した後、平均6週間の潜伏期を経て、発熱、悪心、腹痛等の腹部症状が現れ、検査で黄疸など肝機能の悪化が認められます。ただし、感染しても、すべてのヒトに症状がでるとは限らないようです。多くの人は、入院安静等により1ヶ月程で治りますが、中には重症化することがあります。特に、妊婦が感染した場合は、死に至る割合が、一般の1〜2%に比べ、20%に達するとの報告もあり、注意が必要です。治療法は、対症療法が中心となります。予防のためのワクチンも現時点ではありません。 E型肝炎の感染予防のため次のことに気をつけましょう。 1. E型肝炎の流行地に旅行する場合は、手洗いを十分に行い、清潔の保証がない飲料水、加熱していない貝類、自分自身で皮をむかない非調理の果物、野菜をとらないよう注意しましょう。 2.野生動物の肉などの生食は控えましょう。焼いたつもりでも、十分火が通ってないことがあります。また、特に、妊婦は、重症化しやすいので気をつけましょう。
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