福岡県感染症発生動向調査情報

平成18年第4週分(平成18年1月23日〜平成18年1月29日)

インフルエンザのエチケット

今回は、インフルエンザや「かぜ」にかかった時のエチケットについてお話しします。

一般に、インフルエンザを発症してから3日〜7日間はウイルスを排出すると言われています。このとき排泄されるウイルスの量は、解熱とともに減少しますが、その期間には個人差があります。

インフルエンザや「かぜ」にかかった時にでる咳やくしゃみによって飛ぶ「飛沫」には、ウイルスや細菌などの病原体が水分に包まれた形となっています。患者さん自身がマスクを着用することで、咳やくしゃみによって飛ぶ「飛沫」を抑え、周囲への感染を防ぐことができます。

咳などの症状が続いている時に、人のいるところで、咳やくしゃみをする際には、必ずハンカチやティッシュで口元を覆う、あるいはマスクをするなど、周囲への配慮を心がけましょう。使用したティッシュ等は、きちんとゴミ箱に捨てるなど放置しないようにしましょう。さらに、手にもウイルスが付着している可能性がありますので、手を洗うことも大切です。

また、咳などの呼吸器症状で医療機関を受診する場合は、必ずマスクを着用するようにしましょう。

インフルエンザにかかったときに必要なことは、どの病気においても共通することですが、早めに治療し、体を休めることです。そのことで、自分のからだを守るだけでなく、他の人にインフルエンザをうつさないことにもなります。そのためには、単なるかぜと軽く考えず、不要不急の外出は控え、安静にして、休養をとりましょう。特に睡眠を十分にとることが大切です。