福岡県感染症発生動向調査情報

平成18年第5週分(平成18年1月30日〜平成18年2月5日)

麻しん(はしか)と風しんの予防接種が変わります

本年(2006年)4月から、麻しんと風しんの定期予防接種の制度が大きく変わります。

麻しんや風しんは、幼児期早期にかかってしまうことが多いため、麻しんと風しんの予防接種は、母親からの免疫がなくなる生後12ヶ月以降なるべく早期に接種することが、子ども自身の予防だけでなく、社会全体の感染症の予防のため大変重要です。

現在は、生後12月から90月の間に、麻しんワクチンと風しんワクチンを別々に1度ずつ接種するという制度ですが、今年の4月からは乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン(MR混合ワクチン)を使用し、さらに、より高い予防の効果を得るために、2回接種を新たな制度として導入します。

この制度改正で、接種対象年齢が、次のように変わりますので注意してください。

「改正前」
生後12月から生後90月に至るまでの間にある者

「改正後」
(第1期)生後12月から生後24月に至るまでの間にある者
(第2期)5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間(小学校入学前の1年間)にあるもの 

となります。

現在、麻しんと風しんの予防接種の対象者(生後12月から生後90月に至るまでの間にある者)であって、まだ麻しんと風しんの予防接種を受けていない子どもがいる保護者の方は、かかりつけ医とよく相談し、ぜひとも早期に接種を受けることをお勧めします。

詳細については、お住まいの市町村におたずねください。