福岡県感染症発生動向調査情報

平成19年第8週分(平成19年2月19日〜平成19年2月25日)

小学校入学前に2回目の麻しん・風しんワクチンを接種しましょう!

麻しんと風しんの定期予防接種制度が、昨年4月から変更され、1歳と小学校就学前の2回となりました。以前は、生後12月から90月の間に、麻しんワクチンと風しんワクチンを別々に1度ずつ接種するという制度でしたが、昨年の4月からは乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン(MR混合ワクチン)も使用し、さらに、より高い予防の効果を得るために、2回接種を新たな制度として導入されています。

麻しんと風しんの予防接種は、母親からの免疫がなくなる生後12ヶ月以降なるべく早期に接種し、また接種効果を確実にするためにも小学校入学前に2回目の接種をすることが、子ども自身の予防だけでなく、社会全体の感染症の予防のため重要です。

今回、国が行った調査によると、この2回目の接種率が、福岡県では20%台にとどまっていることが分かりました。下記に示します第2期にあたる方で、まだ麻しんと風しんの予防接種を接種していない方がいましたら、かかりつけ医と相談の上、3月31日までに接種しましょう。

○ 対象者
   第1期 1歳児(生後12月から生後24月に至るまでの間にある者)
   第2期 5歳以上7歳未満児で、小学校就学前の1年間(就学前年度4月1日から3月31日まで)

○ 接種方法
   第1期 麻しん・風しん混合ワクチンを1回
        または、麻しんワクチン及び風しんワクチンをそれぞれ1回
   第2期 麻しん・風しん混合ワクチンを1回
        または、麻しんワクチン及び風しんワクチンをそれぞれ1回

詳細については、お住まいの市町村におたずねください。

その他、詳細情報は、福岡県感染症情報(http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/~idsc_fukuoka/)として、情報提供していますので、ご活用ください。