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これから冬を迎え、気温が下がり空気が乾燥するためインフルエンザの流行しやすい季節となります。 昨年と比べて、いま、新型インフルエンザの患者さんは全国的に少なくなっていますが、過去の経験から、新型インフルエンザは一度流行がおさまっても再度流行する可能性があり、けっして安心はできません。 特に、基礎疾患(慢性疾患)をおもちの方や妊婦の方などは、新型インフルエンザにかかったときに重症になる(肺炎や脳症などの重い合併症があらわれること)可能性が高いため、ワクチンによる予防がとても大切です。 昨シーズンは、季節性インフルエンザのワクチンと新型インフルエンザのワクチンは別でしたが、今シーズンのインフルエンザワクチンは、季節性インフルエンザ(A/H3N2とB型)と新型インフルエンザ(A/H1N1)の両方に効果のある混合ワクチンとなりました。 平成22年10月1日(金曜日)から接種が開始されました。 今年度は、昨シーズンのような優先接種対象者はありませんので、希望される方はどなたでもワクチンをうつことができます。 【注意】1歳未満のお子様は、ワクチンを接種しても十分な免疫をつけることがむずかしく、効果が小さいと考えられていますので、おすすめしていません。 また、接種回数は、13歳未満の方は2回接種、それ以外の方は1回接種となります。 【注意】基礎疾患(慢性疾患)をおもちの方は、医師の判断により2回接種になることもありますので、詳しくは医師におたずね下さい。 国や市町村と契約している医療機関で接種することができます。 対象の医療機関は、お住まいの市町村にお問い合わせいただくか、県のホームページに掲載しています受託医療機関一覧等をご覧下さい。 なお、医療機関によっては接種できる方を限定している場合や予約が必要な場合がありますので、受診前に医療機関に一度お問い合わせください。 接種費用は市町村ごとに設定していますので、お住まいの市町村にお問い合わせください。 また、65歳以上の方や低所得者の方などは接種費用の補助が受けられる場合がありますので、詳しくは、お住まいの市町村にお問い合わせください。 インフルエンザワクチンは、重症化や死亡の防止について一定の効果がありますが、感染防止に対して完全に効果が保障されるものではありません。 また、副反応として、接種した場所が腫れたり、発熱や頭痛などがみられることがあるほか、まれに重篤な症状を引き起こす可能性があります。 接種を希望される方は、健康状態や体質などを医師にしっかり伝え、相談した上で予防接種を受けてください。 手洗いの励行や症状が出た場合のマスクの着用などの咳エチケットの徹底はまん延防止に有効です。 インフルエンザに「かからない」、「うつさない」ために、引き続きご協力をお願いします。 @ 接種可能な医療機関、接種費用、接種費用の補助などについては、お住まいの市町村窓口へ A インフルエンザ感染予防策やその他一般相談などは、最寄りの保健所へ
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