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福岡県感染症情報
手足口病
:
hand, foot and mouth disease : HFMD
1
症状
その名前の示すとおり、口の中や手のひら、足の裏などに2〜3mmの水疱性発疹が現れる病気です。水疱は、時に、肘、膝、おしりに現れることもありますが痒みは稀です。発熱は38度以下のことが多く、通常は高熱が続くことはありません。一般的に軽症で3〜7日で治りますが、稀に髄膜炎などの重篤な合併症を生じることがあるので、子どもを注意深く観察し、高熱が出る、元気がない、頭痛、嘔吐、2日以上続く発熱があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。潜伏期間は3〜5日です。
2
流行
夏に多く、通常、7月下旬に流行のピークがあります。約9割が5歳以下の乳幼児です。
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過去5年間の流行状況
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治療
特別な治療法はありません。口の中の水疱については、刺激にならないように柔らかめで薄味の食べ物を与え、何よりも水分補給に努めましょう。
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原因と予防
エンテロウイルスが原因です。主に飛沫感染をしますが、水疱内容物からの感染や便中に排出されたウイルスによる経口感染もありえます。排便の後やオムツの処理をした後は石けんで十分に手を洗いましょう。また、タオルの共有はしてはいけません。手足口病は、症状が消失した後も便中へのウイルス排出は2〜4週間続くことがあるので、回復した後でも、しっかりとした手洗いが大切です。
5
さらに詳しい情報が必要な方へのリンク先
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注目すべき感染症:手足口病(国立感染症研究所
IDWR2010
年第
25
号)
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手足口病に関するQ & A (厚生労働省)
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手足口病(国立感染症研究所)
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