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福岡県感染症情報

 ヘルパンギーナ:Herpangina

 症状

  • 突然の高熱に続いて、のどの奥が赤くなり、口の中に1〜2mmの水疱ができます。水疱は破れて痛むので、不機嫌になったり、食事や水分を十分にとれなくなって脱水症になることがあります。発熱時に熱性けいれんを起こすこともありますが、ほとんどの場合、2〜4日で解熱し、やや遅れて口の中の水疱もよくなります。まれに髄膜炎、心筋炎を合併することがありますので、子どもをよく観察し、頭痛や嘔吐が現れたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
     潜伏期は2〜4日です。 

2 症状

  • 毎年、5月頃から増加し始め、通常、6〜7月にかけてピークとなり、8月に減少します。4歳以下の子どもがほとんどで、中でも1歳以下が最も多くかかります。                                              ■■■ 過去5年間の流行状況


 治療

  • 発熱や頭痛などに対して解熱剤を用いることがありますが、特別な治療はありません。脱水に気をつけ、薄いお茶やスポーツ飲料等を少しずつ、頻回に与えましょう。


 原因と予防

  • エンテロウイルスが原因です。ウイルスは、ヘルパンギーナにかかった人の咳やくしゃみ、つば等の しぶきや、便の中に排出されます。感染者との密接な接触を避け、オムツを処理した後や排便の後に
    は石けんで十分に手を洗いましょう。ヘルパンギーナは、症状が消失した後も便中へのウイルス排出 が2〜4週間続きますので、日頃から、しっかりと手を洗いましょう。

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