第28-11号 人獣共通感染症に関する病原体及び媒介生物についての調査研究(研究者芦塚 由紀)
 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、ウイルスを保有するマダニを介して感染する疾病で、発生事例の多くは日常生活の中でマダニに咬まれている。動物や媒介種の病原体保有状況等について、まだ不明な点が多い。本研究では、動物における病原体の保有状況調査、患者由来の病原体の遺伝子解析、野外におけるマダニの調査を実施する。