1 令和3年の概況

 人口動態統計の概況を第1.1表に示す。前年に比べ、死亡は増加し、出生、死産、婚姻、離婚は減少した。

 出生は、37,540人で前年より1,426人減少し、人口千対の率は7.4(前年7.7)となった。

 死亡は56,410人で前年の53,273人より、3,137人増加し、率は11.2(前年10.5)となった。

 出生数と死亡数の差である自然増減数は-18,870人で、前年の-14,307人より減少し、率は-3.7と前年に続き、マイナスとなった。

 死産は799胎で前年より21胎減少し、出産(出生+死産)千対の率は20.8(前年20.6)となった。

 婚姻は22,009組で前年より736組減少し、率は4.4(前年4.5)となった。

 離婚は8,564組で前年より391組減少し、率は1.70(前年1.77)となった。

 なお、福岡県の出生率、死産率、周産期死亡率、婚姻率、離婚率は全国を上回り、死亡率は全国を下回った。

第1.1 表 人口動態統計の概況

項目

福岡県

全国

年間発生数

発生比率

令和3年
平均発生間隔

発生比率

令和3年

令和2年

対前年差

令和3年

令和2年

時:分'秒"

令和3年

令和2年

出生

37,540

38,966

-1,426

7.4

7.7

00:14'00"

6.6

6.8

死亡

56,410

53,273

3,137

11.2

10.5

00:09'19"

11.7

11.1

乳児死亡

76

71

5

2.0

1.8

115:15'47"

1.7

1.8

新生児死亡

39

32

7

1.0

0.8

224:36'55"

0.8

0.8

自然増減

-18,870

-14,307

-4,563

-3.7

-2.8

-5.1

-4.3

死産

799

820

-21

20.8

20.6

10:57'49"

19.7

20.1

自然死産

382

373

9

10.0

9.4

22:55'55"

9.8

9.5

人工死産

417

447

-30

10.9

11.2

21:00'26"

9.9

10.6

周産期死亡

140

109

31

3.7

2.8

62:34'17"

3.4

3.2

妊娠満22週以後の死産

110

87

23

2.9

2.2

79:38'11"

2.7

2.5

早期新生児死亡

30

22

8

0.8

0.6

292:00'00"

0.6

0.7

婚姻

22,009

22,745

-736

4.4

4.5

00:23'53"

4.1

4.3

離婚

8,564

8,955

-391

1.70

1.77

01:01'22"

1.50

1.57

注:1) 出生・死亡・自然増減・婚姻・離婚率は人口千対、乳児・新生児・早期新生児死亡率は出生千対、死産率は出産(出生+死産)千対、周産期死亡・妊娠満22週以後の死産率は出産(出生+妊娠満22週以後の死産)千対である。

  2) 人口は「令和3年人口動態統計上巻 年次・都道府県・性別人口」(厚労省)を使用(全国122,780,487人、福岡県5,045,000人)。

2 出生

(1) 出生の動向

 出生数、出生率及び合計特殊出生率の推移を第2.1 表及び図2.1 に示す。令和3年の本県の出生数は37,540 人、出生率は7.4 で、前年を下回った。また、合計特殊出生率は、昭和35年以降全国と同程度または全国を下回って推移していたが、平成22年からは全国を上回り、令和3年は全国の1.30に対し1.37であった。

第2.1 表 出生数・出生率(人口千対)・合計特殊出生率の推移

年次

福岡県

全国

出生数

出生率

合計特殊
出生率

出生数

出生率

合計特殊
出生率

昭和22年

108,237

34.1

2,678,792

34.3

4.54

昭和25年

109,156

30.9

2,337,507

28.1

3.65

昭和30年

76,427

19.8

1,730,692

19.4

2.37

昭和35年

67,318

16.8

1.92

1,606,041

17.2

2.00

昭和40年

68,854

17.4

2.00

1,823,697

18.6

2.14

昭和45年

69,632

17.4

1.95

1,934,239

18.8

2.13

昭和50年

71,059

16.7

1.83

1,901,440

17.1

1.91

昭和55年

64,404

14.2

1.74

1,576,889

13.6

1.75

昭和60年

58,837

12.4

1.75

1,431,577

11.9

1.76

平成2年

48,164

10.1

1.52

1,221,585

10.0

1.54

平成7年

46,849

9.6

1.42

1,187,064

9.6

1.42

平成12年

47,290

9.5

1.36

1,190,547

9.5

1.36

平成17年

43,421

8.7

1.26

1,062,530

8.4

1.26

平成22年

46,818

9.3

1.44

1,071,305

8.5

1.39

平成23年

46,220

9.2

1.42

1,050,807

8.3

1.39

平成24年

45,815

9.1

1.43

1,037,232

8.2

1.41

平成25年

45,898

9.1

1.45

1,029,817

8.2

1.43

平成26年

45,203

9.0

1.46

1,003,609

8.0

1.42

平成27年

45,236

9.0

1.52

1,005,721

8.0

1.45

平成28年

44,036

8.7

1.50

977,242

7.8

1.44

平成29年

43,440

8.6

1.51

946,146

7.6

1.43

平成30年

42,008

8.3

1.49

918,400

7.4

1.42

令和元年

39,754

7.9

1.44

865,239

7.0

1.36

令和2年

38,966

7.7

1.41

840,835

6.8

1.33

令和3年

37,540

7.4

1.37

811,622

6.6

1.30

注:1) 昭和48年以降の全国の数値は沖縄県を含む。

  2) 合計特殊出生率は15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が仮にその年次の年齢別出
生率で一生の間に生むとした時の子ども数を表す。国勢調査年次は日本人人口、他の年次は推計人口を用いた。

  3) 非国勢調査年次のうち、平成26年までの福岡県の合計特殊出生率は5歳階級別女性総人口を用い、平成28年以降は5歳階級別女性日本人人口を用いた。

 令和3年の本県の市区町村別出生率を第2.2表及び図2.2に示す。最も出生率が高かったのは粕屋町の12.1だった(平成11年以降連続1位)。次いで福津市の9.4、大野城市の9.3、新宮町の9.3の順だった。

第2.2表 市区町村別にみた出生率(人口千対)(令和3年・福岡県)

市区町村名

出生率

市区町村名

出生率

市区町村名

出生率

市区町村名

出生率

市区町村名

出生率

市区町村名

出生率

粕屋町

12.1

久山町

8.4

行橋市

7.5

直方市

6.9

岡垣町

6.1

門司区

5.2

福津市

9.4

東区

8.4

中央区

7.5

糸島市

6.9

大川市

6.1

川崎町

5.2

大野城市

9.3

那珂川市

8.2

春日市

7.5

城南区

6.9

うきは市

6.0

八幡東区

5.2

新宮町

9.3

筑後市

8.2

古賀市

7.4

大木町

6.8

豊前市

6.0

みやま市

5.2

篠栗町

9.0

須恵町

8.0

宗像市

7.4

田川市

6.6

朝倉市

5.9

嘉麻市

5.1

大刀洗町

8.9

南区

8.0

小倉南区

7.4

八女市

6.5

芦屋町

5.9

築上町

4.9

筑前町

8.9

久留米市

7.9

太宰府市

7.4

桂川町

6.5

福智町

5.7

小竹町

4.8

博多区

8.9

大任町

7.9

飯塚市

7.4

宮若市

6.4

大牟田市

5.7

みやこ町

4.5

吉富町

8.9

西区

7.6

広川町

7.2

若松区

6.4

中間市

5.5

鞍手町

4.0

筑紫野市

8.7

宇美町

7.6

水巻町

7.2

戸畑区

6.4

柳川市

5.5

上毛町

3.9

苅田町

8.6

糸田町

7.5

早良区

7.2

小郡市

6.4

香春町

5.5

添田町

3.5

志免町

8.6

小倉北区

7.5

八幡西区

7.1

遠賀町

6.2

東峰村

5.4

赤村

1.8

図2.2 市区町村別にみた出生率(人口千対)

(2) 人口の自然増減の状況

 人口の自然増減の推移を第2.3表及び図2.3に示す。自然増減数及び自然増減率は近年減少傾向を示している。出生数は、平成17年まで増減を繰り返しながら全体としては減少傾向にあったが、平成18年に増加し、それ以降微増微減はあるがほぼ横ばいである。死亡数は、昭和57年以降、増減はあるものの徐々に増加しており、自然増減数は減少傾向を示し、平成22年からは出生数が死亡数を下回っている。なお、自然増減率は、平成16年以降は全国よりも上回って推移している

第2.3表 自然増減数・自然増減率(人口千対)の推移

年次

自然増減数

自然増減率

年次

自然増減数

自然増減率

福岡県

福岡県

全国

福岡県

福岡県

全国

昭和22年

60,155

18.9

19.7

平成11年

6,777

1.4

1.6

昭和25年

72,282

20.5

17.2

平成12年

8,785

1.8

1.8

昭和30年

47,349

12.3

11.6

平成13年

8,345

1.7

1.6

昭和35年

38,548

9.6

9.6

平成14年

7,029

1.4

1.4

昭和40年

40,730

10.3

11.4

平成15年

4,265

0.8

0.9

昭和45年

41,576

10.4

11.8

平成27年

-5,026

-1.0

-2.3

昭和50年

43,483

10.1

10.8

平成28年

-6,975

-1.4

-2.6

昭和55年

34,887

7.6

7.3

平成29年

-9,091

-1.8

-3.2

昭和60年

27,949

5.9

5.6

平成30年

-11,301

-2.2

-3.6

平成2年

14,569

3.0

3.3

令和元年

-14,345

-2.8

-4.2

平成7年

9,691

2.0

2.1

令和2年

-14,307

-2.8

-4.3

平成8年

12,150

2.5

2.5

令和3年

-18,870

-3.7

-5.1

平成9年

10,655

2.2

2.2

平成10年

9,793

2.0

2.1

注:昭和48年以降の全国の数値は沖縄県を含む。

(3) 出生順位別にみた出生数の状況

 出生順位別にみた出生数・百分率の推移を第2.4表及び図2.4に示す。令和3年の本県の出生数は37,540人だった。出生順位の構成割合をみると、最も多かったのは第1子の16,399人(43.7%)だった。次いで第2子の13,177人(35.1%)、第3子の5,817人(15.5%)、第4子以上の2,147人(5.7%)の順だった。

第2.4表 出生順位別にみた出生数・百分率の推移(福岡県)

年次

総数

第1子

第2子

第3子

第4子以上

不詳

出生数

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

昭和35年

67,318

29,595

44.0

22,073

32.8

9,549

14.2

6,101

9.1

0

昭和40年

68,854

31,864

46.3

26,079

37.9

8,187

11.9

2,722

4.0

2

昭和45年

69,632

31,347

45.0

27,144

39.0

8,980

12.9

2,161

3.1

0

昭和50年

71,059

32,565

45.8

28,344

39.9

8,401

11.8

1,749

2.5

0

昭和55年

64,404

27,032

42.0

25,664

39.8

9,901

15.4

1,807

2.8

0

昭和60年

58,837

23,855

40.5

22,899

38.9

10,029

17.0

2,054

3.5

0

平成2年

48,164

20,286

42.1

17,665

36.7

8,338

17.3

1,875

3.9

0

平成7年

46,849

21,688

46.3

16,705

35.7

6,713

14.3

1,743

3.7

0

平成12年

47,290

22,851

48.3

16,982

35.9

6,042

12.8

1,415

3.0

0

平成17年

43,421

20,635

47.5

16,032

36.9

5,328

12.3

1,426

3.3

0

平成22年

46,818

21,343

45.6

16,967

36.2

6,593

14.1

1,915

4.1

0

平成23年

46,220

20,819

45.0

16,477

35.6

6,843

14.8

2,081

4.5

0

平成24年

45,815

20,554

44.9

16,483

36.0

6,755

14.7

2,023

4.4

0

平成25年

45,898

20,461

44.6

16,574

36.1

6,753

14.7

2,110

4.6

0

平成26年

45,203

20,425

45.2

16,160

35.7

6,502

14.4

2,116

4.7

0

平成27年

45,236

20,393

45.1

16,030

35.4

6,666

14.7

2,147

4.7

0

平成28年

44,036

19,755

44.9

15,678

35.6

6,529

14.8

2,074

4.7

0

平成29年

43,440

19,190

44.2

15,551

35.8

6,532

15.0

2,167

5.0

0

平成30年

42,008

18,667

44.4

15,003

35.7

6,323

15.1

2,015

4.8

0

令和元年

39,754

17,585

44.2

13,934

35.1

6,163

15.5

2,072

5.2

0

令和2年

38,966

17,312

44.4

13,678

35.1

5,833

15.0

2,143

5.5

0

令和3年

37,540

16,399

43.7

13,177

35.1

5,817

15.5

2,147

5.7

0

(4) 母の年齢階級別にみた出生状況

 母の年齢階級別にみた出生数・百分率の推移を第2.5表及び図2.5に示す。令和3年の本県の状況をみると、最も多かったのは30~34歳の13,001人(34.6%)だった。次いで25~29歳の9,942人(26.5%)、35~39歳の8,664人(23.1%)、20~24歳の3,335人(8.9%)、40歳以上の2,225人(5.9%)、19歳以下の373人(1.0%)の順だった。

第2.5表 母の年齢階級別にみた出生数・百分率の推移(福岡県)

年次

総数

19歳以下

20~24歳

25~29歳

30~34歳

35~39歳

40歳以上

不詳

出生数

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

昭和35年

67,318

1,163

1.7

19,261

28.6

31,002

46.1

12,190

18.1

3,136

4.7

566

0.8

0

昭和40年

68,854

753

1.1

17,893

26.0

32,658

47.4

14,284

20.7

2,849

4.1

417

0.6

0

昭和45年

69,632

764

1.1

17,720

25.4

34,021

48.9

13,500

19.4

3,222

4.6

399

0.6

6

昭和50年

71,059

689

1.0

17,777

25.0

37,900

53.3

11,866

16.7

2,470

3.5

357

0.5

0

昭和55年

64,404

764

1.2

11,668

18.1

32,790

50.9

16,471

25.6

2,438

3.8

273

0.4

0

昭和60年

58,837

885

1.5

9,713

16.5

27,383

46.5

16,282

27.7

4,189

7.1

384

0.7

1

平成2年

48,164

783

1.6

7,445

15.5

20,469

42.5

14,719

30.6

4,150

8.6

598

1.2

0

平成7年

46,849

839

1.8

7,956

17.0

18,443

39.4

14,566

31.1

4,431

9.5

614

1.3

0

平成12年

47,290

972

2.1

7,052

14.9

18,437

39.0

15,043

31.8

5,148

10.9

637

1.3

1

平成17年

43,421

803

1.8

5,775

13.3

14,239

32.8

15,899

36.6

5,890

13.6

815

1.9

0

平成22年

46,818

748

1.6

5,340

11.4

13,919

29.7

16,489

35.2

8,877

19.0

1,445

3.1

0

平成23年

46,220

694

1.5

5,157

11.2

13,614

29.5

16,320

35.3

8,965

19.4

1,470

3.2

0

平成24年

45,815

731

1.6

4,736

10.3

13,459

29.4

16,035

35.0

9,140

19.9

1,714

3.7

0

平成25年

45,898

737

1.6

4,549

9.9

13,039

28.4

16,148

35.2

9,607

20.9

1,818

4.0

0

平成26年

45,203

798

1.8

4,438

9.8

12,389

27.4

15,945

35.3

9,578

21.2

2,055

4.5

0

平成27年

45,236

729

1.6

4,420

9.8

11,876

26.3

16,252

35.9

9,857

21.8

2,102

4.6

0

平成28年

44,036

680

1.5

4,299

9.8

11,455

26.0

15,660

35.6

9,758

22.2

2,184

5.0

0

平成29年

43,440

616

1.4

4,344

10.0

11,043

25.4

15,582

35.9

9,657

22.2

2,198

5.1

0

平成30年

42,008

537

1.3

4,237

10.1

10,846

25.8

14,853

35.4

9,253

22.0

2,282

5.4

0

令和元年

39,754

463

1.2

3,963

10.0

10,228

25.7

13,879

34.9

9,012

22.7

2,209

5.6

0

令和2年

38,966

438

1.1

3,723

9.6

10,143

26.0

13,555

34.8

8,923

22.9

2,184

5.6

0

令和3年

37,540

373

1.0

3,335

8.9

9,942

26.5

13,001

34.6

8,664

23.1

2,225

5.9

0

(5) 出生の場所

 出生場所別にみた出生数・百分率の推移を第2.6表及び図2.6に示す。令和3年の本県の状況をみると、最も多かったのは診療所の24,592人(65.5%)だった。次いで病院の12,606人(33.6%)、助産所の196人(0.5%)、その他の92人(0.2%)、自宅の54人(0.1%)の順だった。平成18年以降病院での出生割合が増加し、診療所での出生割合は減少しており、平成24年以降は再び病院での出生割合が増加傾向となっていたものの、令和2年には再び減少に転じた。

第2.6表 出生場所別にみた出生数・百分率の推移(福岡県)

年次

総数

病院

診療所

助産所

自宅

その他

出生数

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

百分率

出生数

百分率

昭和35年

67,318

13,128

19.5

11,573

17.2

5,333

7.9

30,789

45.7

6,495

9.6

昭和40年

68,854

16,672

24.2

31,028

45.1

9,553

13.9

9,543

13.9

2,058

3.0

昭和45年

69,632

18,838

27.1

39,966

57.4

8,489

12.2

1,905

2.7

434

0.6

昭和50年

71,059

22,165

31.2

42,689

60.1

5,516

7.8

511

0.7

178

0.3

昭和55年

64,404

22,134

34.4

39,233

60.9

2,803

4.4

147

0.2

87

0.1

昭和60年

58,837

24,446

41.5

32,863

55.9

1,398

2.4

100

0.2

30

0.1

平成2年

48,164

17,976

37.3

29,633

61.5

509

1.1

38

0.1

8

0.0

平成7年

46,849

16,612

35.5

29,697

63.4

477

1.0

52

0.1

11

0.0

平成12年

47,290

15,989

33.8

30,903

65.3

335

0.7

53

0.1

10

0.0

平成17年

43,421

12,698

29.2

30,373

70.0

263

0.6

68

0.2

19

0.0

平成22年

46,818

14,711

31.4

31,751

67.8

251

0.5

89

0.2

16

0.0

平成23年

46,220

14,083

30.5

31,786

68.8

264

0.6

51

0.1

36

0.1

平成24年

45,815

14,418

31.5

30,987

67.6

275

0.6

86

0.2

49

0.1

平成25年

45,898

14,338

31.2

31,206

68.0

223

0.5

57

0.1

74

0.2

平成26年

45,203

14,828

32.8

30,055

66.5

206

0.5

69

0.2

45

0.1

平成27年

45,236

14,640

32.4

30,237

66.8

227

0.5

56

0.1

76

0.2

平成28年

44,036

14,250

32.4

29,434

66.8

219

0.5

71

0.2

62

0.1

平成29年

43,440

14,200

32.7

28,879

66.5

229

0.5

65

0.1

67

0.2

平成30年

42,008

14,032

33.4

27,577

65.6

259

0.6

48

0.1

92

0.2

令和元年

39,754

14,295

36.0

25,138

63.2

196

0.5

41

0.1

84

0.2

令和2年

38,966

13,104

33.6

25,498

65.4

201

0.5

56

0.1

107

0.3

令和3年

37,540

12,606

33.6

24,592

65.5

196

0.5

54

0.1

92

0.2

(6) 低体重児出生数

出生数に対する低体重児の構成割合の推移を第2.7表及び図2.7に示す。低体重児の構成割合は昭和50年代を底として漸増していたが、近年はほぼ横ばいで、 令和3年の本県の低体重児出生数は3,475人、全出生数に対する低体重児の構成割合は9.3%だった。 全国と比べると本県の低体重児出生割合は常に上回って推移している。

第2.7表 低体重児出生数・割合の推移

年次

低体重児出生数

低体重児出生割合(%)

(福岡県)

福岡県

全国

昭和35年

5,892

8.8

昭和40年

5,628

8.2

昭和45年

4,857

7.0

6.6

昭和46年

4,812

6.7

6.3

昭和47年

4,653

6.3

6.1

昭和48年

4,688

6.2

6.0

昭和49年

4,583

6.2

5.8

昭和50年

4,249

6.0

5.8

昭和51年

4,070

5.8

5.5

昭和52年

3,923

5.8

5.6

昭和53年

3,986

5.9

5.5

昭和54年

3,920

5.8

5.5

昭和55年

3,894

6.0

5.6

昭和56年

3,872

6.2

5.7

昭和57年

3,837

6.1

5.6

昭和58年

3,777

6.1

5.7

昭和59年

3,815

6.2

5.7

昭和60年

3,783

6.4

5.7

昭和61年

3,705

6.5

5.8

昭和62年

3,373

6.3

5.9

昭和63年

3,440

6.7

6.0

平成元年

3,420

6.9

6.2

平成2年

3,465

7.2

6.5

平成3年

3,705

7.6

6.7

平成4年

3,599

7.6

6.8

平成5年

3,545

7.6

7.0

平成6年

3,823

7.8

7.3

平成7年

3,952

8.4

7.5

平成8年

3,965

8.3

7.5

平成9年

4,069

8.6

7.9

平成10年

4,032

8.4

8.1

平成11年

4,196

9.0

8.4

平成12年

4,453

9.4

8.6

平成13年

4,390

9.3

8.8

平成14年

4,646

10.0

9.0

平成15年

4,234

9.4

9.1

平成16年

4,515

10.0

9.4

平成17年

4,354

10.0

9.5

平成18年

4,567

10.1

9.6

平成19年

4,838

10.4

9.7

平成20年

4,753

10.2

9.6

平成21年

4,615

10.0

9.6

平成22年

4,776

10.2

9.6

平成23年

4,541

9.8

9.6

平成24年

4,521

9.9

9.6

平成25年

4,570

10.0

9.6

平成26年

4,404

9.7

9.5

平成27年

4,484

9.9

9.5

平成28年

4,247

9.6

9.4

平成29年

4,236

9.8

9.4

平成30年

4,086

9.7

9.4

令和元年

3,762

9.5

9.4

令和2年

3,668

9.4

9.2

令和3年

3,475

9.3

9.4

注:1) 昭和48年以降の全国の数値は沖縄県を含む。

  2) 平成7年からの低体重児は2,500g未満の出生数である。それ以前は2,500g以下の出生数である。

図2.7 出生数に対する低体重児の構成割合の推移

 令和3年の本県の保健所管内別低体重児割合を図2.8に示す。最も低体重児割合が低かったのは西区保健所の8.13%だった。次いで博多区保健所の8.39%、京築保健所の8.70%、早良区保健所の8.75%の順だった。

図2.8 保健所管内別にみた出生数に対する低体重児の構成割合

3 死 亡

(1) 死亡の動向

死亡数及び死亡率(人口千対)の推移を第3.1表に示す。令和3年の本県の死亡数は56,410人、死亡率は11.2だった。本県の死亡率の年次推移は全国の傾向とほぼ同様に推移し、近年高齢化の影響により、緩やかな上昇を示している。死亡率は高齢者が多いほど高くなる傾向にあるので、年齢構成を補正した年齢調整死亡率でみると、緩やかな減少傾向にある。

第3.1表 死亡数・死亡率(人口千対)の推移

年次

福岡県

全国

死亡数

死亡率

年齢調整死亡率

死亡数

死亡率

年齢調整死亡率

平成27年
モデル
人口

(参考)
昭和60年
モデル人口

平成27年
モデル
人口

(参考)
昭和60年
モデル人口

昭和25年

36,874

10.4

904,876

10.9

昭和30年

29,078

7.5

693,523

7.8

昭和35年

28,770

7.2

706,599

7.6

昭和40年

28,124

7.1

700,438

7.1

昭和45年

28,056

7.0

712,962

6.9

昭和50年

27,576

6.5

702,275

6.3

昭和55年

29,517

6.5

722,801

6.2

昭和60年

30,888

6.5

752,283

6.3

平成2年

33,595

7.0

5.7

820,305

6.7

5.6

平成7年

37,158

7.6

5.3

922,139

7.4

5.3

平成12年

38,505

7.7

4.6

961,653

7.7

4.6

平成17年

42,675

8.5

4.3

1,083,796

8.6

4.3

平成22年

46,996

9.3

3.9

1,197,014

9.5

3.9

平成25年

49,456

9.8

3.7

1,268,438

10.1

3.7

平成26年

49,317

9.8

3.6

1,273,025

10.1

3.7

平成27年

50,262

9.9

10.2

3.5

1,290,510

10.3

10.4

3.6

平成28年

51,011

10.1

10.1

3.5

1,308,158

10.5

10.3

3.5

平成29年

52,531

10.4

10.1

3.5

1,340,567

10.8

10.2

3.5

平成30年

53,309

10.6

9.9

3.4

1,362,470

11.0

10.1

3.4

令和元年

54,099

10.7

9.8

3.4

1,381,093

11.2

9.9

3.4

令和2年

53,273

10.5

9.5

3.3

1,372,755

11.1

9.7

3.3

令和3年

56,410

11.2

9.7

3.4

1,439,856

11.7

9.9

3.4

注:1) 年齢調整死亡率は福岡県保健環境研究所の計算による。計算に用いた年齢階級別人口は年齢階級別福岡県推計日本人人口(県調査統計課)を人口動態統計で用いる都道府県別日本人人口で補正した。

  2) 空欄は福岡県年齢階級別日本人人口が入手できないため計算から除外した。

  3) 昭和48年以降の全国の数値は沖縄県を含む。

 令和3年の本県の市区町村別にみた死亡率を第3.2表及び図3.1に示す。最も死亡率が低かったのは粕屋町の6.3だった。次いで中央区の6.5、新宮町の6.6、那珂川市の7.5の順だった。福岡市及びその近郊で低い傾向がみられる。

第3.2表 市区町村別にみた死亡率(人口千対)(令和3年・福岡県)

市区町村名

死亡率

市区町村名

死亡率

市区町村名

死亡率

市区町村名

死亡率

市区町村名

死亡率

市区町村名

死亡率

粕屋町

6.3

東区

9.0

糸島市

10.8

吉富町

13.4

八女市

15.3

豊前市

17.4

中央区

6.5

南区

9.1

大木町

11.0

戸畑区

13.4

八幡東区

15.5

大任町

17.7

新宮町

6.6

篠栗町

9.2

遠賀町

11.1

広川町

13.5

中間市

15.7

宮若市

18.0

那珂川市

7.5

古賀市

9.8

筑後市

11.2

飯塚市

13.7

みやま市

16.0

糸田町

19.0

大野城市

7.9

太宰府市

9.8

小倉南区

11.3

芦屋町

14.0

門司区

16.1

小竹町

19.3

博多区

8.0

福津市

9.9

久留米市

11.3

桂川町

14.0

大牟田市

16.4

福智町

19.4

春日市

8.0

須恵町

10.1

久山町

11.7

若松区

14.0

築上町

16.4

川崎町

19.4

西区

8.6

苅田町

10.2

筑前町

12.0

直方市

14.2

田川市

16.4

嘉麻市

19.6

志免町

8.8

小郡市

10.2

岡垣町

12.4

水巻町

14.2

うきは市

16.6

東峰村

20.0

筑紫野市

8.8

大刀洗町

10.3

八幡西区

12.4

上毛町

14.7

みやこ町

17.1

赤村

20.6

早良区

8.9

宇美町

10.5

小倉北区

12.5

朝倉市

14.9

大川市

17.4

香春町

20.9

城南区

8.9

宗像市

10.6

行橋市

13.2

柳川市

15.3

鞍手町

17.4

添田町

21.0

図3.1 市区町村別にみた死亡率(人口千対)

(2) 主要死因

 昭和45年から令和3年までの本県の主要死因別にみた死亡率を図3.2に示す。また、平成27年からの年齢調整死亡率を図3.3に示す。年次推移をみると、悪性新生物は一貫して上昇を続け、死因順位の第1位となっている。心疾患は、徐々に上昇傾向となり、近年はほぼ横ばいである。肺炎は、平成29年からは、誤嚥性肺炎及び間質性肺炎を独立して集計するようになったため、平成29年に急激に低下した。脳血管疾患は低下傾向となっている。年齢構成を補正した年齢調整死亡率の年次推移では、近年は老衰を除き、低下傾向にある。

 死因別順位別にみた死亡数及び死亡率を第3.3表に示す。令和3年の本県の死因別順位をみると、1位は悪性新生物<腫瘍>の15,860人(人口10万対314.4)、2位は心疾患(高血圧性を除く)の6,928人(137.3)、3位は老衰の4,246人(84.2)、4位は脳血管疾患の3,696人(73.3)、5位は肺炎の3,055人(60.6)であった。

第3.3表 死因・順位別にみた死亡数・死亡率(人口10万対)の推移(福岡県)

上段:死亡数
下段:死亡率

第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

第6位

第7位

第8位

第9位

第10位

平成7年

悪性新生物
11414
233.1

脳血管疾患
5270
107.6

心疾患
4954
101.2

肺炎
3725
76.1

不慮の事故
1630
33.3

自殺
814
16.6

肝疾患
772
15.8

腎不全
626
12.8

慢性閉塞性肺疾患
598
12.2

老衰
567
11.6

平成12年

悪性新生物
12503
250.8

心疾患
4941
99.1

脳血管疾患
4863
97.6

肺炎
3666
73.5

不慮の事故
1687
33.8

自殺
1213
24.3

腎不全
717
14.4

肝疾患
688
13.8

老衰
586
11.8

慢性閉塞性肺疾患
536
10.8

平成17年

悪性新生物
13700
273.4

心疾患
5545
110.7

脳血管疾患
4544
90.7

肺炎
4408
88

不慮の事故
1784
35.6

自殺
1235
24.6

腎不全
789
15.7

老衰
726
14.5

肝疾患
650
13

慢性閉塞性肺疾患
561
11.2

平成18年

悪性新生物
13903
277.2

心疾患
5486
109.4

肺炎
4557
90.9

脳血管疾患
4503
89.8

不慮の事故
1699
33.9

自殺
1291
25.7

腎不全
800
16

老衰
796
15.9

肝疾患
621
12.4

慢性閉塞性肺疾患
608
12.1

平成19年

悪性新生物
14130
281.7

心疾患
5524
110.1

肺炎
4799
95.7

脳血管疾患
4551
90.7

不慮の事故
1644
32.8

自殺
1241
24.7

老衰
919
18.3

腎不全
836
16.7

慢性閉塞性肺疾患
636
12.7

肝疾患
571
11.4

平成20年

悪性新生物
14328
285.8

心疾患
5610
111.9

肺炎
4826
96.3

脳血管疾患
4527
90.3

不慮の事故
1701
33.9

自殺
1227
24.5

老衰
971
19.4

腎不全
852
17

肝疾患
649
12.9

慢性閉塞性肺疾患
633
12.6

平成21年

悪性新生物
14312
285.4

心疾患
5584
111.4

肺炎
4656
92.9

脳血管疾患
4404
87.8

不慮の事故
1636
32.6

自殺
1185
23.6

老衰
990
19.7

腎不全
915
18.2

大動脈瘤及び解離
670
13.4

肝疾患
618
12.3

平成22年

悪性新生物
14769
293.6

心疾患
5791
115.1

肺炎
5076
100.9

脳血管疾患
4316
85.8

不慮の事故
1724
34.3

自殺
1173
23.3

老衰
1116
22.2

腎不全
932
18.5

大動脈瘤及び解離
726
14.4

慢性閉塞性肺疾患
721
14.3

平成23年

悪性新生物
14754
292.9

心疾患
5660
112.3

肺炎
5226
103.7

脳血管疾患
4366
86.7

不慮の事故
1738
34.5

老衰
1395
27.7

自殺
1224
24.3

腎不全
980
19.5

大動脈瘤及び解離
703
14

肝疾患
668
13.3

平成24年

悪性新生物
15153
300.4

心疾患
5773
114.5

肺炎
5120
101.5

脳血管疾患
4180
82.9

不慮の事故
1805
35.8

老衰
1563
31

自殺
1119
22.2

腎不全
973
19.3

大動脈瘤及び解離
688
13.6

慢性閉塞性肺疾患
650
12.9

平成25年

悪性新生物
15187
300.9

心疾患
5726
113.5

肺炎
5208
103.2

脳血管疾患
4068
80.6

老衰
1830
36.3

不慮の事故
1679
33.3

自殺
1067
21.1

腎不全
967
19.2

慢性閉塞性肺疾患
693
13.7

大動脈瘤及び解離
689
13.7

平成26年

悪性新生物
15087
299

心疾患
5666
112.3

肺炎
5044
100

脳血管疾患
3975
78.8

老衰
1987
39.4

不慮の事故
1751
34.7

自殺
993
19.7

腎不全
922
18.3

大動脈瘤及び解離
710
14.1

慢性閉塞性肺疾患
617
12.2

平成27年

悪性新生物
15380
304.3

心疾患
5583
110.5

肺炎
5113
101.2

脳血管疾患
3908
77.3

老衰
2229
44.1

不慮の事故
1674
33.1

腎不全
938
18.6

自殺
901
17.8

大動脈瘤及び解離
753
14.9

肝疾患
601
11.9

平成28年

悪性新生物
15531
307.3

心疾患
5788
114.5

肺炎
5134
101.6

脳血管疾患
3830
75.8

老衰
2468
48.8

不慮の事故
1701
33.7

腎不全
941
18.6

自殺
825
16.3

大動脈瘤及び解離
779
15.4

肝疾患
619
12.2

平成29年

悪性新生物<腫瘍>
15740
311.6

心疾患
5864
116.1

肺炎
4075
80.7

脳血管疾患
3855
76.3

老衰
2700
53.5

誤嚥性肺炎
1850
36.6

不慮の事故
1817
36

腎不全
949
18.8

大動脈瘤及び解離
830
16.4

自殺
818
16.2

平成30年

悪性新生物<腫瘍>
15474
306.6

心疾患
6414
127.1

肺炎
3987
79

脳血管疾患
3930
77.9

老衰
2921
57.9

誤嚥性肺炎
1932
38.3

不慮の事故
1798
35.6

腎不全
1040
20.6

間質性肺疾患
805
16

自殺
805
16

令和元年

悪性新生物<腫瘍>
15705
311.7

心疾患
6255
124.1

肺炎
3998
79.3

脳血管疾患
3778
75

老衰
3308
65.6

誤嚥性肺炎
2014
40

不慮の事故
1648
32.7

腎不全
1029
20.4

アルツハイマー病
912
18.1

血管性及び詳細不明の認知症
875
17.4

令和2年

悪性新生物<腫瘍>
15677
310.1

心疾患
6458
127.7

老衰
3602
71.2

脳血管疾患
3576
70.7

肺炎
3292
65.1

誤嚥性肺炎
2010
39.8

不慮の事故
1647
32.6

腎不全
1024
20.3

アルツハイマー病
926
18.3

自殺
826
16.3

令和3年

悪性新生物<腫瘍>
15860
314.4

心疾患
6928
137.3

老衰
4246
84.2

脳血管疾患
3696
73.3

肺炎
3055
60.6

誤嚥性肺炎
2272
45

不慮の事故
1653
32.8

腎不全
1178
23.3

アルツハイマー病
1042
20.7

血管性及び詳細不明の認知症
903
17.9

注:平成28年まではICD-10(2003年版)、平成29年からはICD-10(2013年版)による分類である。

 総死亡数に占める各主要死因の構成割合を図3.4に示す。令和3年に本県で最も多かった死因は悪性新生物<腫瘍>の28.1%だった。次いで心疾患の12.3%、老衰の7.5%の順だった。

図3.4 死亡数に占める各主要死因の構成割合

 性・主要死因別にみた死亡数、死亡率及び死亡率性比を第3.4表に示す。令和3年の本県の全死因死亡数及び死亡率をみると、男が28,027人(人口10万対1175.6)、女が28,383人(1066.6)だった。男で最も多かった死因は悪性新生物<腫瘍>の8,934人(374.7)だった。次いで心疾患(高血圧性を除く)の2,957人(124.0)、脳血管疾患の1,780人(74.7)、肺炎の1,655人(69.4)、老衰の1,000人(41.9)の順だった。また、女で最も多かった死因は悪性新生物<腫瘍>の6,926人(260.3)だった。次いで心疾患(高血圧性を除く)の3,971人(149.2)、老衰の3,246人(122.0)、脳血管疾患の1,916人(72.0)、肺炎の1,400人(52.6)の順だった。死亡率性比でみると慢性閉塞性肺疾患は4.66、肝疾患は2.05、自殺は2.01であり、男に多い死因といえる。逆に老衰や心疾患(高血圧性を除く)、高血圧性疾患は死亡率性比がそれぞれ0.34、0.83、0.83で女に多い。

第3.4表 性・主要死因別にみた死亡数・死亡率(人口10万対)・死亡率性比(令和3年・福岡県)

死因

死亡数

死亡率

死亡率性比

総数

28,027

28,383

1,175.6

1,066.6

1.10

悪性新生物<腫瘍>

8,934

6,926

374.7

260.3

1.44

心疾患(高血圧性を除く)

2,957

3,971

124.0

149.2

0.83

脳血管疾患

1,780

1,916

74.7

72.0

1.04

肺炎

1,655

1,400

69.4

52.6

1.32

老衰

1,000

3,246

41.9

122.0

0.34

不慮の事故

911

742

38.2

27.9

1.37

腎不全

595

583

25.0

21.9

1.14

慢性閉塞性肺疾患

576

138

24.2

5.2

4.66

自殺

545

302

22.9

11.3

2.01

肝疾患

447

243

18.8

9.1

2.05

大動脈瘤及び解離

359

440

15.1

16.5

0.91

糖尿病

337

265

14.1

10.0

1.42

高血圧性疾患

223

301

9.4

11.3

0.83

敗血症

195

219

8.2

8.2

0.99

注:1) 人口は「令和3年人口動態統計上巻 年次・都道府県・性別人口」(厚労省)を使用(男:2,384,000人、女:2,661,000人)。

  2)死亡率性比=男の死亡率/女の死亡率。男の死亡率が女の死亡率の何倍にあたるかを表す。

(3) 三大死因

1) 悪性新生物<腫瘍>

第3.5表 主要部位別にみた悪性新生物<腫瘍>の死亡数の推移(福岡県)

年次

総数

食道

結腸

直腸S状結腸移行部及び直腸

肝及び肝内胆管

胆のう及びその他の胆道

気管,気管支及び肺

乳房

子宮

卵巣

前立腺

白血病

その他

平成7年

11,414

287

1,901

799

425

2,008

572

664

2,020

310

226

146

203

292

1,561

平成8年

11,615

372

1,952

919

394

1,904

602

643

2,054

332

207

144

219

304

1,569

平成9年

11,927

352

1,978

926

429

2,049

554

644

2,111

367

216

147

251

314

1,589

平成10年

12,386

336

1,999

933

465

2,130

631

658

2,183

364

223

163

247

323

1,731

平成11年

12,471

363

1,912

953

434

2,057

624

756

2,277

383

235

154

267

332

1,724

平成12年

12,503

386

1,916

980

413

2,020

590

708

2,275

389

238

140

304

335

1,809

平成13年

12,531

378

1,832

969

459

1,991

638

751

2,334

376

250

116

313

334

1,790

平成14年

12,953

423

1,820

996

498

2,074

656

807

2,329

401

243

129

329

346

1,902

平成15年

13,343

407

1,941

1,094

515

2,158

634

806

2,369

429

218

156

356

333

1,927

平成16年

13,415

420

1,896

1,071

515

2,017

644

883

2,519

418

231

184

329

331

1,957

平成17年

13,700

402

1,858

1,140

510

2,079

632

813

2,637

495

206

167

326

359

2,076

平成18年

13,903

417

1,959

1,148

489

2,024

704

877

2,551

492

261

188

372

349

2,072

平成19年

14,130

411

1,905

1,108

501

2,017

660

1,020

2,742

489

238

173

363

402

2,101

平成20年

14,328

458

1,850

1,149

534

2,009

698

1,012

2,786

520

243

171

393

368

2,137

平成21年

14,312

408

1,906

1,141

505

1,872

777

985

2,743

485

225

184

420

406

2,255

平成22年

14,769

461

1,839

1,268

548

1,852

736

1,075

2,888

546

259

180

424

352

2,341

平成23年

14,754

451

1,780

1,285

565

1,767

761

1,140

2,973

543

268

154

390

383

2,294

平成24年

15,153

429

1,828

1,320

603

1,777

758

1,149

2,981

567

265

158

426

365

2,527

平成25年

15,187

432

1,830

1,324

583

1,675

733

1,242

3,002

568

257

168

470

391

2,512

平成26年

15,087

455

1,711

1,342

576

1,661

728

1,224

2,961

536

275

168

413

397

2,640

平成27年

15,380

467

1,765

1,398

606

1,620

694

1,246

2,957

595

305

195

433

393

2,706

平成28年

15,531

415

1,786

1,441

646

1,572

740

1,233

3,037

614

310

166

446

391

2,734

平成29年

15,740

453

1,748

1,502

652

1,483

718

1,377

3,132

596

313

205

463

393

2,705

平成30年

15,474

394

1,680

1,552

585

1,394

747

1,362

3,114

638

264

185

415

411

2,733

令和元年

15,705

433

1,602

1,523

640

1,377

713

1,437

3,169

668

310

177

515

383

2,758

令和2年

15,677

431

1,585

1,515

652

1,326

716

1,426

3,241

616

292

168

507

389

2,813

令和3年

15,860

442

1,603

1,593

664

1,267

757

1,588

3,159

598

302

181

490

432

2,784

注:1) 平成28年まではICD-10(2003年版)、平成29年からはICD-10(2013年版)による分類区分に基づき集計した。

  2)乳房は女のみの数値であり、男の乳房の数値はその他に計上している。

 悪性新生物<腫瘍>の主な部位別死亡数を第3.5表に示す。近年の本県の死亡数は増減を繰り返している。令和3年は前年より183人増加し、15,860人だった。また、死亡率(人口10万対)は314.4で前年の310.1を上回った。 本県の悪性新生物<腫瘍>の性・部位別死亡数・割合を図3.5に示す。令和3年の死亡数は、男が8,934人、女が6,926人だった。また、構成割合をみると、男女ともに気管,気管支及び肺が最も多く、男は次いで胃、肝及び肝内胆管、膵の順で、女は結腸、膵、乳房の順で多かった。

図3.5 性・部位別にみた悪性新生物<腫瘍>の死亡数・構成割合

 本県の昭和55年から令和3年までの悪性新生物<腫瘍>の主な部位別死亡率(人口10万対)を図3.6に示す。また、平成27年からの年齢調整死亡率を図3.7に示す。気管・気管支及び肺、結腸、膵、乳房、前立腺の死亡率は増加傾向にあるが年齢構成を補正した年齢調整死亡率でみると、いずれも減少または横ばいの傾向となっている。胃や肝及び肝内胆管は死亡率、年齢調整死亡率ともに減少傾向にある。

2) 心疾患

 心疾患の死因別割合を図3.8に示す。令和3年の本県の心疾患による死亡数は6,928人で前年の6,458人に比べ470人増加した。また、心疾患死亡数の構成割合をみると、最も多かったのは心不全の3,054人(44.1%)だった。次いで急性心筋梗塞の1,274人(18.4%)、不整脈及び伝導障害の953人(13.8%)の順だった。

図3.8 心疾患の死因別にみた割合(福岡県)

3) 脳血管疾患

脳血管疾患の死因別割合を図3.9に示す。令和3年の本県の脳血管疾患による死亡数は3,696人で前年の3,576人に比べ120人増加した。また、脳血管疾患死亡数の構成割合をみると、最も多かったのは脳梗塞の2,155人(58.3%)だった。次いで脳内出血の1,090人(29.5%)、くも膜下出血の359人(9.7%)の順だった。

図3.9 脳血管疾患の死因別にみた割合(福岡県)

(4) 乳児死亡

 乳児死亡を死亡統計でとりあげるのは、乳児の生存は母体の健康状態・養育条件等の影響を強く受けるため、乳児死亡率はその地域の衛生状態の良否、ひいては経済や教育を含めた社会状態を反映する指標の一つと考えられるからである。 乳児死亡数(率)の推移を第3.6表に示す。令和3年の本県の乳児死亡数は76人、乳児死亡率は2.0だった。

第3.6表 乳児死亡数・乳児死亡率(出生千対)の推移

年次

乳児死亡数
(福岡県)

乳児死亡率

年次

乳児死亡数
(福岡県)

乳児死亡率

福岡県

全国

福岡県

全国

昭和22年

8,748

80.8

76.7

平成20年

105

2.2

2.6

昭和25年

5,715

52.4

60.1

平成21年

107

2.3

2.4

昭和30年

2,539

33.2

39.8

平成22年

105

2.2

2.3

昭和35年

1,828

27.2

30.7

平成23年

116

2.5

2.3

昭和40年

1,154

16.8

18.5

平成24年

94

2.1

2.2

昭和45年

869

12.5

13.1

平成25年

103

2.2

2.1

昭和50年

568

8.0

10.0

平成26年

99

2.2

2.1

昭和55年

442

6.9

7.5

平成27年

99

2.2

1.9

昭和60年

324

5.5

5.5

平成28年

89

2.0

2.0

平成2年

223

4.6

4.6

平成29年

78

1.8

1.9

平成7年

230

4.9

4.3

平成30年

89

2.1

1.9

平成12年

162

3.4

3.2

令和元年

90

2.3

1.9

平成17年

109

2.5

2.8

令和2年

71

1.8

1.8

平成18年

90

2.0

2.6

令和3年

76

2.0

1.7

平成19年

110

2.4

2.6

注:昭和48年以降の全国の数値は沖縄県を含む。

死因別にみた乳児死亡数と構成割合を図3.10に示す。本県で最も多かったのは先天奇形,変形及び染色体異常の25人(32.9%)だった。次いで周産期に特異的な呼吸障害及び心血管障害の13人(17.1%)、乳幼児突然死症候群の8人(10.5%)の順だった。

図3.10 乳児死亡の死因別割合(福岡県)

 令和3年の本県の保健所管内別にみた乳児死亡率を図3.11に示す。早良区保健所は乳児死亡数が0であり、率が低かったのは中央区保健所の0.66、城南区保健所の1.10、次いで、南筑後保健所の1.27の順だった。

図3.11 保健所管内別にみた乳児死亡率(出生千対)(福岡県)

(5) 周産期死亡

 周産期死亡を死亡統計でとりあげるのは、妊娠22週以後の死産と早期新生児死亡がともに母体の健康状態に強く影響されるためであり、1950年以降WHOによって提唱されたものである。 周産期死亡数及び周産期死亡率の推移を第3.7表に示す。令和3年の本県の周産期死亡数は140人、周産期死亡率(出産千対)は3.7だった。

第3.7表 周産期死亡数・周産期死亡率の推移

年次

周産期死亡数
(福岡県)

周産期死亡率

年次

周産期死亡数
(福岡県)

周産期死亡率

福岡県

全国

福岡県

全国

昭和35年

3,161

47.0

41.4

平成25年

157

3.4

3.7

昭和40年

2,315

33.6

30.1

平成26年

170

3.7

3.7

昭和45年

1,654

23.8

21.7

平成27年

177

3.9

3.7

昭和50年

1,085

15.3

16.0

平成28年

149

3.4

3.6

昭和55年

1,335

20.4

20.2

平成29年

163

3.7

3.5

昭和60年

1,049

17.6

15.4

平成30年

148

3.5

3.3

平成2年

632

13.0

11.1

令和元年

123

3.1

3.4

平成7年

295

6.3

7.0

令和2年

109

2.8

3.2

平成12年

251

5.3

5.8

令和3年

140

3.7

3.4

平成17年

209

4.8

4.8

平成22年

200

4.3

4.2

注:1) 昭和48年以降の全国の数値は沖縄県を含む。

  2) 平成7年からの周産期死亡数は妊娠満22週以後の死産と早期新生児死亡の合計である。それ以前は妊娠満28週以後の死産と早期新生児死亡の合計である。

  3) 平成7年からの周産期死亡率は出産千対(出生数+妊娠満22週以後の死産)である。それ以前は出生千対である。

 令和3年の本県の保健所管内別にみた周産期死亡率を図3.12に示す。早良区保健所は周産期死亡数が0であり、率が低かったのは城南区保健所の1.10、博多区保健所の1.37、北筑後保健所の1.61の順だった。

図3.12 保健所管内別にみた周産期死亡率(出産千対)(福岡県)

(6) 高齢者(65歳以上)死亡

65歳以上の高齢者における死亡数及び死亡率の推移を第3.8表及び図3.13に示す。死亡数は年々増加しているものの、高齢者人口も増加しているために死亡率としては減少もしくは横ばいの傾向にある。令和3年推計人口(県調査統計課)によると、本県の65歳以上の日本人人口は1,400,604人で、全年齢人口の27.7%を占めている。令和3年の65歳以上の死亡数は51,414人、死亡率(人口千対)は36.7だった。

第3.8表 65歳以上の高齢者における死亡数及び死亡率(人口千対)の推移

年次

福岡県

全国

死亡数

死亡率

死亡数

死亡率

昭和45年

16,738

57.1

438,362

60.0

昭和50年

17,897

50.4

459,385

52.0

昭和55年

20,097

47.1

503,067

47.4

昭和60年

21,463

43.0

535,260

43.3

平成2年

24,526

41.0

604,674

40.7

平成7年

28,398

39.1

704,092

38.7

平成12年

30,465

35.1

757,558

34.5

平成17年

34,807

34.8

888,893

34.6

平成22年

39,923

35.8

1,019,825

34.7

平成23年

40,830

36.1

1,067,143

36.0

平成24年

42,039

35.9

1,088,049

35.5

平成25年

42,929

35.3

1,108,045

34.9

平成26年

43,145

34.1

1,121,260

34.1

平成27年

44,473

34.4

1,147,567

34.0

平成28年

45,415

34.0

1,170,745

34.0

平成29年

47,060

34.6

1,209,046

34.5

平成30年

48,167

34.8

1,233,204

34.8

令和元年

49,014

35.0

1,253,839

35.1

令和2年

48,326

33.9

1,246,982

34.8

令和3年

51,414

36.7

1,314,242

36.5

65歳以上の高齢者の性別・死因別にみた死亡数及び死亡割合を図3.14に示す。令和3年の本県の65歳以上の高齢者における死亡数は、男が24,821人、女が26,593人だった。性別・死因別の死亡数をみると、男で最も多かったのは悪性新生物<腫瘍>の7,955人(32.0%)だった。次いで心疾患の2,654人(10.7%)、肺炎の1,620人(6.5%)の順だった。また、女で最も多かったのは悪性新生物<腫瘍>の6,014人(22.6%)だった。次いで心疾患の3,889人(14.6%)、老衰の3,246人(12.2%)の順だった。

図3.14 65歳以上の高齢者における性・死因別にみた死亡数及び死亡割合(福岡県)

(7) 死亡の場所

 死亡場所別にみた死亡数・百分率の推移を第3.9表及び図3.15に示す。令和3年の本県の状況をみると、最も多かったのは病院の41,400人(73.4%)だった。いわゆる在宅(介護医療院、介護老人保健施設、老人ホーム及び自宅)での死亡数は13,553人(24.0%)であり、前年の11,617人(21.8%)、に比べ、実数及び率ともに増加した。福岡県の在宅看取り率は、微増しているが、全国と比べると常に下回って推移している。。

第3.9表 死亡場所別にみた死亡数・施設及び自宅での死亡割合の推移(福岡県)

年次

総数

施設内

施設外

施設及び自宅での死亡割合

総数

病院

診療所

介護医療院・介護老人保健施設

(再掲)
介護医療院

助産所

老人ホーム

総数

自宅

その他

福岡県

全国

昭和50年

27,576

15,421

13,551

1,866

4

12,155

10,713

1,442

38.8

47.7

昭和55年

29,517

19,475

17,677

1,793

5

10,042

8,405

1,637

28.5

38.0

昭和60年

30,888

23,158

21,407

1,750

1

7,730

6,389

1,341

20.7

28.3

平成2年

33,595

27,583

26,272

1,302

8

1

6,012

5,058

954

15.1

21.7

平成7年

37,158

31,856

30,053

1,159

54

0

590

5,302

4,421

881

13.6

20.1

平成12年

38,505

33,688

31,831

1,142

193

0

522

4,817

3,888

929

12.0

16.2

平成13年

38,640

33,849

32,007

1,076

226

0

540

4,791

3,837

954

11.9

16.1

平成14年

39,414

34,476

32,575

1,159

229

0

513

4,938

3,959

979

11.9

15.8

平成15年

40,770

35,681

33,760

1,136

232

0

553

5,089

4,040

1,049

11.8

15.5

平成16年

41,144

36,192

34,359

1,044

210

0

579

4,952

3,865

1,087

11.3

15.1

平成17年

42,675

37,845

35,944

1,063

245

1

592

4,830

3,874

956

11.0

15.1

平成18年

43,270

38,427

36,555

1,000

260

0

612

4,843

3,949

894

11.1

15.3

平成19年

43,919

39,182

37,173

981

285

0

743

4,737

3,815

922

11.0

15.7

平成20年

45,134

40,106

38,040

961

307

0

798

5,028

4,037

991

11.4

16.5

平成21年

44,879

40,132

38,012

903

348

0

869

4,747

3,794

953

11.2

16.8

平成22年

46,996

41,947

39,629

886

451

0

981

5,049

4,067

982

11.7

17.4

平成23年

48,112

42,975

40,415

981

464

0

1,115

5,137

4,204

933

12.0

17.9

平成24年

48,957

43,649

40,944

942

485

0

1,278

5,308

4,370

938

12.5

19.2

平成25年

49,456

44,006

40,912

855

641

0

1,598

5,450

4,478

972

13.6

20.0

平成26年

49,317

43,793

40,557

870

594

1

1,771

5,524

4,636

888

14.2

20.6

平成27年

50,262

44,807

41,238

805

723

0

2,041

5,455

4,525

930

14.5

21.3

平成28年

51,011

44,985

41,188

733

715

0

2,349

6,026

5,081

945

16.0

22.2

平成29年

52,531

46,191

41,967

768

768

0

2,688

6,340

5,328

1,012

16.7

23.2

平成30年

53,309

47,007

42,375

727

909

26

0

2,996

6,302

5,520

782

17.7

24.3

令和元年

54,099

47,515

42,363

682

1,206

309

0

3,264

6,584

5,807

777

19.0

25.2

令和2年

53,273

45,698

40,218

641

1,447

628

0

3,392

7,575

6,778

797

21.8

28.2

令和3年

56,410

47,705

41,400

669

1,701

755

0

3,935

8,705

7,917

788

24.0

30.7

注:1) 平成6年までは老人ホームでの死亡は、自宅又はその他に含まれる。

  2) 施設及び自宅での死亡割合とは、全死亡における介護医療院・介護老人保健施設、老人ホーム及び自宅における死亡の百分率(%)を示す。

4 死 産

死産数及び死産率の推移を第4.1表に示す。令和3年の本県の死産数は799胎、死産率[出産(出生+死産)千対]は20.8だった。また、自然死産数(自然-人工の不詳を含む)は382胎、自然死産率は10.0、人工死産数は417胎、人工死産率は10.9だった

第4.1表 死産数・死産率(出産千対)の推移

総数

自然

人工

福岡県

全国

福岡県

全国

福岡県

全国

死産数

死産率

死産率

死産数

死産率

死産率

死産数

死産率

死産率

昭和25年

10,752

89.7

84.9

5,027

41.9

41.7

5,725

47.7

43.2

昭和30年

9,947

115.2

95.8

4,269

49.4

44.5

5,678

65.7

51.3

昭和35年

10,427

134.1

100.4

4,966

63.9

52.3

5,461

70.2

48.1

昭和40年

7,949

103.5

81.4

4,285

55.8

47.6

3,664

47.7

33.8

昭和45年

6,199

81.7

65.3

3,602

47.5

40.6

2,597

34.2

24.7

昭和50年

4,793

63.2

50.8

3,009

39.7

33.8

1,784

23.5

17.1

昭和55年

3,753

55.1

46.8

2,044

30.0

28.8

1,709

25.1

18.0

昭和60年

3,588

57.5

46.0

1,543

24.7

22.1

2,045

32.8

23.9

平成2年

2,689

52.9

42.3

1,051

20.7

18.3

1,638

32.2

23.9

平成7年

1,935

39.7

32.1

683

14.0

14.9

1,252

25.7

17.2

平成12年

1,858

37.8

31.2

593

12.1

13.2

1,265

25.7

18.1

平成17年

1,605

35.6

29.1

556

12.3

12.3

1,049

23.3

16.7

平成22年

1,366

28.3

24.2

582

12.1

11.2

784

16.3

13.0

平成25年

1,195

25.4

22.9

472

10.0

10.4

723

15.4

12.5

平成26年

1,155

24.9

22.9

462

10.0

10.6

693

14.9

12.3

平成27年

1,164

25.1

22.0

496

10.7

10.6

668

14.4

11.4

平成28年

1,018

22.6

21.0

450

10.0

10.1

568

12.6

10.9

平成29年

1,073

24.1

21.1

470

10.6

10.1

603

13.5

11.0

平成30年

955

22.2

20.9

409

9.5

9.9

546

12.7

11.0

令和元年

911

22.4

22.0

398

9.8

10.2

513

12.6

11.8

令和2年

820

20.6

20.1

373

9.4

9.5

447

11.2

10.6

令和3年

799

20.8

19.7

382

10.0

9.8

417

10.9

9.9

注:1) 昭和48年以降の全国の数値は沖縄県を含む。

  2) 自然死産には自然-人工の不詳を含む。

 令和3年の本県の保健所管内別にみた死産率を図4.1に示す。最も率が低かったのは南区保健所の15.16だった。ついで、早良区保健所の16.22、西区保健所の16.61、南筑後保健所の18.72、嘉穂・鞍手保健所の18.90の順だった。

図4.1 保健所管内別にみた死産率(出産千対)

5 婚 姻

婚姻件数及び婚姻率の推移を第5.1表に示す。令和3年の本県の婚姻件数は22,009組、婚姻率(人口千対)は4.4だった。

第5.1表 婚姻件数・婚姻率(人口千対)の推移

年次

福岡県

全国

年次

福岡県

全国

婚姻件数

婚姻率

婚姻件数

婚姻率

婚姻件数

婚姻率

婚姻件数

婚姻率

昭和10年

21,615

7.8

556,730

8.0

平成25年

28,184

5.6

660,622

5.3

昭和22年

39,288

12.4

934,170

12.0

平成26年

27,362

5.4

643,783

5.1

昭和25年

32,614

9.2

715,081

8.6

平成27年

27,570

5.5

635,225

5.1

昭和30年

31,424

8.1

714,861

8.0

平成28年

26,574

5.3

620,707

5.0

昭和35年

37,184

9.3

866,115

9.3

平成29年

25,890

5.1

606,952

4.9

昭和40年

37,816

9.5

954,852

9.7

平成30年

25,265

5.0

586,481

4.7

昭和45年

38,206

9.5

1,029,405

10.0

令和元年

25,777

5.1

599,007

4.8

昭和50年

36,937

8.7

941,628

8.5

令和2年

22,745

4.5

525,507

4.3

昭和55年

32,007

7.1

774,702

6.7

令和3年

22,009

4.4

501,138

4.1

昭和60年

29,208

6.1

735,850

6.1

平成2年

27,377

5.7

722,138

5.9

平成7年

30,355

6.2

791,888

6.4

平成12年

30,640

6.1

798,138

6.4

平成17年

28,715

5.7

714,265

5.7

平成22年

29,248

5.8

700,222

5.5

注:昭和48年以降の全国の数値は沖縄県を含む。

 令和3年の本県の市区町村別にみた婚姻率を図5.1に示す。最も率が高かったのは博多区の8.40だった。次いで、中央区の6.66、粕屋町の6.10、小倉北区の5.86、東区の5.17の順だった。

図5.1 市区町村別にみた婚姻率(人口千対)

6 離 婚

離婚件数及び離婚率の推移を第6.1表に示す。令和3年の本県の離婚件数は8,564組、離婚率(人口千対)は1.70だった。

第6.1表 離婚件数・離婚率(人口千対)の推移

年次

福岡県

全国

年次

福岡県

全国

離婚件数

離婚率

離婚件数

離婚率

離婚件数

離婚率

離婚件数

離婚率

昭和10年

1,930

0.70

48,528

0.70

平成25年

10,291

2.04

231,385

1.84

昭和22年

3,918

1.23

79,551

1.02

平成26年

9,981

1.98

222,115

1.77

昭和25年

4,402

1.25

83,689

1.01

平成27年

10,063

1.99

226,238

1.81

昭和30年

4,336

1.12

75,267

0.84

平成28年

9,774

1.93

216,856

1.73

昭和35年

3,971

0.99

69,410

0.74

平成29年

9,607

1.90

212,296

1.70

昭和40年

4,113

1.04

77,195

0.79

平成30年

9,624

1.91

208,333

1.68

昭和45年

4,879

1.22

95,937

0.93

令和元年

9,774

1.94

208,496

1.69

昭和50年

5,655

1.33

119,135

1.07

令和2年

8,955

1.77

193,253

1.57

昭和55年

7,156

1.58

141,689

1.22

令和3年

8,564

1.70

184,384

1.50

昭和60年

8,918

1.88

166,640

1.39

平成2年

7,699

1.61

157,608

1.28

平成7年

9,064

1.85

199,016

1.60

平成12年

12,053

2.42

264,246

2.10

平成17年

11,567

2.31

261,917

2.08

平成22年

10,952

2.18

251,379

1.99

注:昭和48年以降の全国の数値は沖縄県を含む。

 令和3年の本県の市区町村別にみた離婚率を図6.1に示す。最も率が低かったのは朝倉市の1.00だった。ついで、岡垣町の1.01、八幡東区の1.20、小郡市の1.26、広川町の1.27の順だった。

図6.1 市区町村別にみた離婚率(人口千対)