Fukuoka Institute of Health and Environmental Sciences
福岡県保健環境研究所
092-921-9940
〒818-0135 福岡県太宰府市向佐野39
年報
アクセス
 難燃剤とは、プラスチックや繊維など燃えやすいものに添加して、製品を燃えにくくすることで火災などの被害を低減させるものです。難燃剤の種類には、無機系、ハロゲン系(臭素系・塩素系)、リン系などがあり、添加する物質の種類や目的に応じて使い分けられます。
食品衛生
食品中の難燃剤
 ハロゲン系難燃剤は、安価で難燃効果が高いため、電気製品の筐体(きょうたい)やカーテンなど多くの製品で使われてきました。しかし、ハロゲン系難燃剤の一部は、環境や人体において残留性が高い性質があります。生物に蓄積しやすく、発がん性などの毒性をもつため、国際条約(残留性有機化合物に関するストックホルム条約)や法律(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)により製造、使用および輸出入が原則禁止されています。
ハロゲン系難燃剤とは
 福岡県保健環境研究所では、調査研究課題として食品中に含まれるハロゲン系難燃剤の調査を継続して実施しています。これまでの調査によって食品中に含まれる量は人体に影響を及ぼすレベルではないことが分かってきました。
 規制されているハロゲン系難燃剤の使用は禁止されていますが、過去には規制がなかったため、それらを含んだ製品は生活環境や家庭内に存在し、今後、廃棄物として環境中へ排出されます。そのため、規制されているハロゲン系難燃剤の環境中濃度が増加する可能性があり、引き続き食品中に含まれるハロゲン系難燃剤の調査を継続していく必要があります。
copyright©2018 Fukuoka Institute Health and Environmental Sciences all rights reserved.

難燃剤とは
トップページ
研究所紹介
研究概要
啓発資材
リンク集
福岡県の取り組み
過去の調査状況は以下のリンクからご覧ください