Fukuoka Institute of Health and Environmental Sciences
福岡県保健環境研究所
092-921-9940
〒818-0135 福岡県太宰府市向佐野39
Fukuoka Institute of Health and Environmental Science
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管理部
   総務課
  庶務・会計事務、職員の福利厚生及び建物の維持管理などを行っています。
 
   企画情報管理課
   調査・研究活動を円滑に推進運営するために、研究の企画調整や、県関係部・課との連絡調整を行っています。 また、広報研修業務として、年報の発行、ウェブサイトの運営、施設見学、研修の企画や受け入れを行っています。
 県民の健康対策に役立てるために、人口動態統計、食品中毒である油症検診データ等の公衆衛生に関する情報を解析し、また地域住民の健康を守るために、二酸化硫黄、二酸化窒素、光化学オキシダント等の常時監視システムによって県内の大気汚染状況を監視しています。  平成28年1月から、全国がん登録が開始され、がん登録室では福岡県内のがん罹患・死亡情報等、がん対策の基礎となるデータの収集と解析を行っています。当研究所のこれらの活動情報を、インターネット・ウェブサイトを開設し、広く提供しています。
市町村別出生率
全国がん登録の仕組み
市町村別出生率(人口千対、平成23年)
全国がん登録の仕組み
     感染症情報センター
   感染症情報センターは、福岡県内の全ての感染症について、患者情報及び病原体情報を収集・分析し、その結果を本庁、政令市、医師会等の関係機関に提供しています。 具体的には、感染症情報の週報・月報の作成、感染症情報ウェブサイトの更新、福岡県結核・感染症発生動向調査事業資料集の原稿作成等を行っています。
感染症流行レベルマップ
     大気汚染常時監視
   県内主要14地点に設置した自動測定局および移動測定車(1台)を、図のように通信回線で中央監視局(保健環境研究所)と接続し、刻々と変わる大気汚染および気象等を常時監視しています。 また、北九州市、福岡市、久留米市、大牟田市の監視センターとも接続し、県内全域の汚染状況を把握しています。 これらの速報値は、環境省の「大気汚染物質広域監視システム」(愛称:そらまめ君)を通して、大気汚染監視情報をインターネット(http://soramame.taiki.go.jp/)で見ることができます。 さらにオキシダントや微小粒子状物質(PM2.5)等の注意等を含めた形で、「福岡県の大気汚染状況」(http://www.taiki.pref.fukuoka.lg.jp/homepage/Jiho/OyWbJiho01.htm)で公開しています。
大気汚染常時監視地点
   計測技術課
   環境へ放出された化学物質の中には、ダイオキシン類のように人の健康や生態系に影響を与えるものがあります。 そのため、それらの有害化学物質による環境汚染の実態把握が重要な課題となっています。 計測技術課では高性能の測定機器を用いて県内各地の大気、水、土壌等に含まれるダイオキシン類の環境濃度測定を行っています。 また、有害化学物質の分析法開発や汚染実態に関する調査・研究を行っています。
高速液体クロマトグラフ質量分析計による有害化学物質の測定
高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計によるダイオキシン類の測定
高速液体クロマトグラフ質量分析計
による有害化学物質の測定
高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計
によるダイオキシン類の測定
保健科学部
   病理細菌課
   食中毒や感染症の原因究明、予防及び防止のため、細菌学的検査、寄生虫学的検査及び調査研究を行っています。 腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ、クラミジア及びレジオネラ等が代表的なものです。 具体的には、生体試料、食品及び環境試料から細菌や寄生虫を分離同定し、その性状を血清学的及び遺伝学的に調べています。 さらに、新たな細菌学的検査法の開発、遺伝学的手法を駆使した病原細菌や寄生虫に関する調査研究を行っています。
寒天培地を用いた細菌の分離培養
DNAシーケンサーによる細菌の病原性遺伝子の解析
寒天培地を用いた細菌の分離培養
DNAシーケンサーによる細菌の病原性遺伝子の解析
   ウイルス課
   ウイルス及びリケッチアが原因の感染症について、予防対策に必要な検査や研究を行っています。 たとえば、インフルエンザ、エイズ、麻疹、風疹、日本紅斑熱等の発生状況を調べるために、その原因となる病原体を分離同定し、その性状を血清学的、遺伝子学的に調べています。 また、ウイルス性食中毒の原因究明を行っています。 さらに、呼吸器ウイルス、感染性胃腸炎ウイルス、HIV、マダニ媒介感染症等についての研究を行っています。
アストロウイルス電子顕微鏡写真
安全キャビネット内でのウイルス分離操作
アストロウイルス電子顕微鏡写真
安全キャビネット内でのウイルス分離操作
   生活化学課
   健康で安全な生活を確保するため、食品、医薬品及び家庭用品等の規格基準適否検査を行っています。 食品の検査としては残留農薬やアレルギー原因物質など、医薬品の検査としては指定薬物や後発医薬品(ジェネリック医薬品)などがあります。 また、食中毒や食品に関する苦情について、その化学的な原因究明を行っています。 さらに、食品中の残留性有機汚染物質、人体試料中のダイオキシン・PCB類の分析法開発とその実態調査、油症診断に関連した研究を行っています。
GC-MS/MSを用いた食品中の残留農薬検査
LC-QTOF-MSを用いた指定薬物の分析
GC-MS/MSを用いた食品中の残留農薬検査
LC-QTOF-MSを用いた指定薬物の分析
環境科学部
   大気課
   大気環境の保全のため、PM2.5、光化学オキシダント等による大気の汚染状況の調査や工場・事業場から排出されるばいじん、窒素酸化物等の大気汚染物質の監視を行っています。 また、空間放射線の測定や大気浮遊じん、降下物等に含まれる放射性物質の調査を行っています。 さらに、越境大気汚染に代表される広域的な大気汚染や環境放射能に関する研究を行っています。
キャニスターGC-MSを用いた有害大気汚染物質の測定
煙道排ガス測定車、大気環境測定車、放射線モニタリングカー
キャニスターGC-MSを用いた有害大気汚染物質の測定
煙道排ガス測定車、大気環境測定車、放射線モニタリングカー
   水質課
河川・湖沼・海域など環境水の水質を守るため、重金属や有機化合物など汚濁物質の発生源の監視、また、水道水や井戸水の物理化学的分析、検査を実施しています。 さらに、環境水の汚濁原因の究明、その防止対策に関する研究、地下水及び土壌の汚染に関する研究を行っています。
金属類を分析するICP分析装置
ダム湖における水質調査
金属類を分析するICP分析装置
ダム湖における水質調査
   廃棄物課
廃棄物埋立処分場などで、廃棄物が適正に処理され、周辺環境の安全が守られていることを確認するために、有害物質等の調査及び研究を行っています。 また、廃棄物の有効利用を推進するために、リサイクル技術に関する研究や、リサイクル製品の安全性確認を行っています。
最終処分場における試料水の採取
廃棄物埋立処分場の立入調査
最終処分場における試料水の採取
廃棄物埋立処分場の立入調査
   環境生物課
   生物多様性の保全と再生を目的として、主に湿地や森林に生息する動植物の生態や分布状況、保全技術に関する調査研究を行っています。 また、県内の生物多様性に関する情報を集約するとともに、地域で行われている保全と再生の取組や普及啓発活動を支援しています。 そのほか、環境中の化学物質による生物への影響調査や住環境に発生する衛生害虫の同定検査なども実施しています。
英彦山における森林の調査
絶滅危惧種の生息状況調査
英彦山における森林の調査
絶滅危惧種の生息状況調査
©2019 Fukuoka Institute of Health and Environmental Sciences.