福岡県保健環境研究所
Fukuoka Institute of Health and Environmental Sciences |
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福岡県リサイクル製品認定制度と同制度における保健環境研究所の役割について | 廃棄物課 |
「福岡県リサイクル製品認定制度」とは
「福岡県リサイクル製品認定制度」(図1)は、資源の循環利用及び廃棄物の減量の促進を図ることを目的に、品質、安全性等について一定の基準を満たすリサイクル製品の認定を県が行い、その利用促進を図る制度であり、平成17年度から導入された産業廃棄物税の税収使途事業として、平成17年12月に創設されました。この制度では、まず、リサイクル製品製造業者等が、県が定めた認定対象品目及び認定基準を満たした製品(16品目、表1))について、県に申請します。つぎに県は、外部有識者で構成された福岡県リサイクル製品認定審査委員会に諮ったうえで、「福岡県認定リサイクル製品」として認定します。認定した製品は、県のホームページに掲載するなど事業者や県民等へ積極的な広報(公表・普及啓発)を行い、価格等の条件を満たせば県が発注する公共工事において優先利用されます。これまで、35回の認定を行い、令和5年9月1日時点で「福岡県認定リサイクル製品」として388製品を認定しています(有効期間3年)。認定を受けた製造業者には、品質性能や環境安全性の適合状況について、県への定期報告及び使用者が求める情報提供が義務付けられるほか、製品欠陥等発生時には直ちに県及び使用者に報告、情報提供しなければならないこととされています。
図1 福岡県リサイクル製品認定制度
認定対象品目 | |
(1) | 再生加熱アスファルト混合物 |
(2) | 再生資源を含有した路盤材 |
(3) | 再生資源を含有したコンクリート |
(4) | 再生コンクリート二次製品 |
(5) | 再生資源を含有した舗装用ブロック |
(6) | 再生塩化ビニル管・継手 |
(7) | 建設汚泥改良土 |
(8) | 土壌改良材 |
(9) | 再生資源を含有したタイル |
(10) | 再生木質ボード |
(11) | 再生資源を含有した建築用仕上材(断熱材) |
(12) | 土木用建築用プラスチック資材 |
(13) | 埋戻用再生砂 |
(14) | 地盤改良用固化材 |
(15) | 再生資源を含有した外装材 |
(16) | 再生土砂 |
「福岡県リサイクル製品認定制度」における保健環境研究所の役割
項目 | 基準値 | 項目 | 基準値 |
カドミウム | 0.003 mg/L | 1,2-ジクロロエチレン | 0.04 mg/L |
全シアン | 不検出 | 1,1,1-トリクロロエタン | 1 mg/L |
有機燐 | 不検出 | 1,1,2-トリクロロエタン | 0.006 mg/L |
鉛 | 0.01 mg/L | トリクロロエチレン | 0.01 mg/L |
六価クロム | 0.05 mg/L | テトラクロロエチレン | 0.01 mg/L |
砒素 | 0.01 mg/L | 1,3-ジクロロプロペン | 0.002 mg/L |
総水銀 | 0.0005 mg/L | チウラム | 0.006 mg/L |
アルキル水銀 | 不検出 | シマジン | 0.003 mg/L |
PCB | 不検出 | チオベンカルブ | 0.02 mg/L |
ジクロロメタン | 0.02 mg/L | ベンゼン | 0.01 mg/L |
四塩化炭素 | 0.002 mg/L | セレン | 0.01 mg/L |
クロロエチレン | 0.002 mg/L | ふっ素 | 0.8 mg/L |
1,2-ジクロロエタン | 0.004 mg/L | ほう素 | 1 mg/L |
1,1-ジクロロエチレン | 0.1 mg/L | 1,4-ジオキサン | 0.05 mg/L |
項目 | 基準値 |
カドミウム及びその化合物 | 45 mg/kg |
六価クロム化合物 | 250 mg/kg |
シアン化合物 | 50 mg/kg |
水銀及びその化合物 | 15 mg/kg |
セレン及びその化合物 | 150 mg/kg |
鉛及びその化合物 | 150 mg/kg |
砒素及びその化合物 | 150 mg/kg |
ふっ素及びその化合物 | 4000 mg/kg |
ほう素及びその化合物 | 4000 mg/kg |
参考資料
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©2022 Fukuoka Institute of Health and Environmental Sciences. |