感染症/流行予測調査事業

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流行予測調査事業(細菌)

流行予測調査事業(細菌)

 感染症流行予測調査事業とは、予防接種法に定められた病気における各種病原体(インフルエンザウイルス、百日咳菌など)に対するヒトの免疫(体を守る力)などを調査し、予防接種を効果的に行うことや長期的視点から総合的に病気の流行を予測することを目的としています。この調査事業は、厚生労働省が実施主体となり、国立感染症研究所、都道府県の衛生部局や保健所、地方衛生研究所が協力して実施しているもので、病理細菌課では、県内の血液提供協力者から得られた検体を用いて、3種類の細菌(ジフテリア破傷風百日咳)に対するヒトの免疫(病原体に抵抗する力)を調査しています(5年おきに実施)。
 これら3種類の細菌の感染予防策としては、「三種混合ワクチン(DPT)」による予防接種がありますが、平成24年11月からはポリオウイルス不活化ワクチンを含めた4種混合ワクチン(DPT-IPV)が新たに定期予防接種に導入されました。本事業では、このように新たに導入された予防接種などを含め、予防接種法に定められた予防接種の評価や検証等に役立てられています。そのほか、これら病原体に対する抗体の保有状況等から、今後、その病原体による病気が増加する可能性について検討を行うこと等にも利活用されています。


過去の検査状況は以下のリンクからご覧ください