産業廃棄物に関する資料を掲載しています。(「令和7年度版 環境白書 福岡県」から抜粋)

産業廃棄物の排出量(全国)

全国の産業廃棄物の総排出量(令和4年度)は、約3.7億トンと推計されています。 産業廃棄物の排出量を種類別にみると、汚泥の排出量が最も多く、全体の4割以上を占めています。これに次いで、動物のふん尿、がれき類となっています。これらの上位3種類の排出量が総排出量の8割を占めています。産業廃棄物の排出量を業種別にみると、排出量の最も多い業種が電気・ガス・熱供給・水道業、農業・林業、建設業となっています。この上位3業種で総排出量の6割以上を占めています。全国の産業廃棄物の総排出量は、近年ほぼ横ばいとなっています。

全国の種類別排出状況
全国の業種別排出状況
全国の排出量推移

産業廃棄物の排出量(福岡県)

福岡県の事業場等での産業廃棄物の排出量(令和5年度)は、1,564万7千トンとなっています。排出量を産業廃棄物の種類別にみると、汚泥が全体の51.9%を占め、最も多くなっており、以下、がれき類22.2%、金属くず7.4%、ばいじん3.8%、ガラスくず等3.6%、鉱さい2.9%となっており、これら6種類で排出量全体の約9割を占めています。 また、産業別にみると、電気・ガス・熱供給・水道業から排出される産業廃棄物が全体の40.9%を占め、最も多くなっており、続いて、製造業25.1%、建設業17.7%、となっており、これら3業種で排出量全体の8割以上を占めています。

福岡県の種類別排出量
福岡県の業種別排出量

産業廃棄物の処理状況(福岡県)

福岡県の産業廃棄物全体の処理状況(令和5年度)は、発生量1,77万5千トンの78% に当たる1,384万9千トンが排出事業者又は産業廃棄物処理業者によって脱水、焼却等の中間処理が行われ、これにより802万3千トン(45%)が減量化されています。また、発生量の51% に当たる911万6千トンがセメント原料や建設資材、堆肥等に資源化されており、これに減量化量を合わせた資源化・減量化量は1,713万9千トン(97%) となっています。 また発生量の3%に当たる58万6千トンが最終処分されています。
産業廃棄物を、種類別に、資源化率、減量化率及び最終処分量をみると、金属くず、ばいじん、紙くず、木くず、がれき類、鉱さい、燃え殻、ガラスくずでは資源化率が高く、汚泥、廃アルカリ、動植物姓残渣、廃酸、廃プラ、廃油の順で、資源化率が低くなっています。

産業廃棄物処理施設設置許可状況(福岡県)

事業者の設置する最終処分場(埋立場)及び一定規模以上の中間処理施設については、許可を要することとなっています。
産業廃棄物の処理を業として行おうとする者は、当該業を行おうとする区域を管轄する都道府県知事(政令で定める市にあっては市長。本県の場合、北九州市、福岡市、久留米市の各市長)の許可が必要であり、通常の産業廃棄物と特別管理産業廃棄物について、それぞれ収集運搬業及び処分業の許可が必要です。ただし、収集運搬(積替え、保管を含まない。)については、平成23年4月から許可の合理化が行われ、原則として知事の許可のみで県内全域の収集運搬業が可能となっています。

不法投棄等不適正処理の状況(福岡県)

不法投棄をはじめ産業廃棄物の不適正処理が依然として発生していることから、処理業者等に対すする不信感や生活環境保全上の支障に対する不安の声が県民から寄せられています。そのため、本県では排出事業者。処理業者に対して監視指導を行い、適正処理の徹底をはかっています。
図は、不法投棄の量及び件数の推移を示しています。