1.業務概要

廃棄物埋立処分場などで、廃棄物が適正に処理され、周辺環境の安全が守られていることを確認するために、有害物質等の調査及び研究を行っています。 また、廃棄物の有効利用を推進するために、リサイクル技術に関する研究や、リサイクル製品の安全性確認を行っています。

地下水採取の様子
処分場調査をしている様子

2.試験・検査

産業廃棄物最終処分場や周辺環境の水質、土壌や埋立物などについて、重金属や有害化学物質の分析を行っています。また、リサイクル製品の安全性を確かめるため、溶出試験や含有量試験を行っています。

3.調査・研究

汎用分析装置及びヘリウム代替ガスを用いた残留性有機汚染物質(POPs)分析法の開発(令和8-10年度)

ダイオキシン類(DXN)は、難分解性で環境中に残留し、生物に蓄積しやすい性質を持つことから、残留性有機汚染物質(POPs)として国際的に規制されている。日本におけるDXN類分析では、公定法でヘリウムを用いた高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-HRMS)の使用が定められているものの、GC-HRMSの製造中止やヘリウム供給不足により、GC-HRMSに代わる汎用分析装置や、ヘリウムに代わるキャリアガスを用いた分析法が必要とされている。そこで、ヘリウム代替ガスとして窒素および水素ガスを用いた汎用分析装置によるPOPs分析法の開発について研究している。

臭気対策による代替重油の高度利用(BDF化、SAF化)に関する研究(令和7-9年度)

飲食店などのグリーストラップ汚泥から精製した重油代替燃料(再生油Bio)は、廃棄物をリサイクルしたバイオマス燃料であり、一方で、独特の臭気があることから、利用先が限定されている。そこで、飲食店などのグリーストラップ汚泥から精製した重油代替燃料(再生油Bio)は、廃棄物をリサイクルしたバイオマス燃料であり、一方で、独特の臭気があることから、利用先が限定されている。そこで、サニックスグループとの共同研究で、再生油Bioの臭気低減策の検討を行いながら、最終的にBDFへの展開を目指す。一方で、世界的ニーズが高まっているSAFの原料への展開も研究している。

浸出水等に含まれるPOPs等の分析法の構築(令和6-10年度)

地方環境研究所、国立環境研究所との共同研究を通じ、最終処分場浸出水中のPFAS類の分析法開発に取り組み、分析法の妥当性を確認した。さらに最終処分場の埋立廃棄物中のPFAS類の溶出量を明らかにするため、埋立物の種類ごとに分類した固形廃棄物の溶出試験方法の開発に引き続き取り組んでいる。

過去の研究課題

4.その他