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海岸漂着物組成調査(令和7年度)について

環境科学部 廃棄物課

1.はじめに

福岡県では,海岸漂着物処理推進法1)第14条第1項の規定に基づき福岡県海岸漂着物対策地域計画2)を策定し,本県の海岸の良好な景観,多様な生物の保全,生活環境の確保等総合的な海岸環境の保全を図るため,海岸漂着物対策に取り組んでいます。

その一環として,海岸漂着物の実態を把握し,今後のごみの発生抑制対策の検討材料とするため,令和2年度から海岸漂着物の組成調査を実施しています。令和7年度は岡垣町の新松原海岸と行橋市の稲童地区海岸で調査を実施しました。

図:調査地点(国土地理院 白地図を編集して作成)
図1 調査地点(国土地理院 白地図を編集して作成)
図:海岸の写真(左 岡垣町新松原海岸 右 行橋市稲童地区海岸)
図2 海岸の写真(左 岡垣町新松原海岸 右 行橋市稲童地区海岸)

2.調査方法

調査は環境省のガイドライン3)に沿って実施しました。幅50メートルに渡って海岸に漂着した物を回収し,11の大分類(材質)と90以上の小分類に回収物を分別しました。その後,それぞれ重量と容量を計測しました。

図:分別後の回収物
図3 分別後の回収物

3.調査結果

(1)岡垣松新松原海岸海岸

岡垣町新松原海岸において調査を行った結果,大分類11項目中7項目で回収物が確認されました。回収物全体の重量及び容量は,それぞれ60.7 kg, 532 リットルでした(図4)。回収物が確認された7項目について重量及び容量に分けて順位付けを行いました(表1,2)。重量では自然物が最も多く全体の約83%を占めていました。また,容量についても,自然物が最も多く全体の約94%を占めていました。

図:岡垣町新松原海岸の調査結果(材質別)
図4 岡垣町新松原海岸の調査結果(材質別)
表1:岡垣町重量別ランキング、表2:岡垣町容量別ランキング

(2)行橋市稲童地区海岸

行橋市稲童地区海岸において調査を行った結果,大分類11項目中8項目で回収物が確認されました。回収物全体の重量及び容量は,それぞれ280kg,1597リットルでした(図5)。回収物が確認された8項目について重量及び容量に分けて順位付けを行いました(表3,4)。重量では自然物が最も多く全体の約61%を占めていました。また,容量についても,自然物が最も多く全体の約85%を占めていました。

図:岡垣町新松原海岸の調査結果(材質別)
図4 岡垣町新松原海岸の調査結果(材質別)
表1:行橋市重量別ランキング、表2:行橋市容量別ランキング

↑図4 岡垣町新松原海岸の調査結果(材質別)

⇒行橋市では?

詳細な結果や過去の調査結果は以下の福岡県ホームページから確認することができます。

海岸漂着物の組成調査について

参考資料

  1.  美しく豊かな自然を保護するための海岸における 良好な景観及び環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律(平成21年法律第82号)
  2. 福岡県海岸漂着物対策地域計画について 福岡県海岸漂着物対策地域計画(平成28年3月改訂)
  3.  地方公共団体向け漂着ごみ組成調査ガイドライン(令和7年5月第4版)